2019年9月11日水曜日

市議会一般質問①



 仙北市議会は、今日から一般質問が始まりました。初日は黒沢龍己議員(蒼生会)、田口寿宜議員(〃)、荒木田俊一議員(市民クラブ)、高久昭二議員の4氏が登壇。特徴的な質疑は次の通りです。

【黒沢龍己議員(蒼生会)】
Q.中川小学校と角館小学校が来年4月から統合する。中川からの通学手段や放課後児童クラブ、学校施設の利活用はどうするのか。学校建築の際の起債などは返済が終わったのか。A.アンケート調査の集計分析を行っている。スクールバスの運行の長所短所、運行形態、経路など決定までの流れを準備委員会に説明した(以上は教育長答弁)。放課後児童クラブは現在地で運営を継続したい。学校施設の活用については、9月議会が終了後、また地域の皆さんと意見交換を行いたい。校舎建築の際の起債だが、平成6年の借入で小学校本体、体育館、クラブハウス、グラウンドなど全て償還は終了した。



【田口寿宜議員(蒼生会)】
Q.総合戦略は間もなく第1期が終了する。実現に至らなかった施策について、原因・反省を踏まえ、第2期の戦略を総合計画後期計画にあわせ、どう地方創生を実現するのか。
A.当初の総合戦略は、現状改善を狙い国や県の方針を考慮して策定した。しかし超高齢化と出生数の減少は止まらない。地方の自治体が国と同じ方向付けをしていて良い時代は終わったと感じる。耳に聞こえの良い施策は意味を成さない。これまでの事業検証を踏まえ、抜本的に大規模な方向転換を図る。全ての領域で多くの痛みを伴う作業が始まる。市議会の皆さまには特にご理解をいただきたい。



【荒木田俊一議員(市民クラブ)】
Q.新角館庁舎建築の工程はどうなっているか。冬期間もコンクリート工事が行われるが、寒さ厳しい冬期は避けるべきではないか。地中熱工事と庁舎工事が重なっていないか。
A.新角館庁舎建築は、現在は建物基礎工事の段階で、12月半ばからコンクリート打設が始まる。来年度に入り、5月末まで屋根・防水工事を終える。以降は建物内部工事を行い10月末の完成を見込んでいる。冬期のコンクリート工事は、品質に影響が出ないよう温度管理をすることが可能とのこと。また地中熱工事は確かに本体の庁舎工事と重なる部分がある。どちらにも支障の出ないよう工程管理を徹底するよう担当から指示を出している。



【高久昭二議員】
Q.消費税増税で厳しさを増す市民生活、また少子高齢化、人口減少の中で、市長は先月に台湾を訪問しているが、その意義と費用対効果、市長が行かなければいけない理由は何か。A.インバウンド対策が市の観光に不可欠なことは間違いない。その外国人の中でも台湾からのお客さまが最も多く、この流れを拡大する必要がある。今回の訪問は飛行機・ホテルも含めて3泊4日で18万円。議長など一行5名の総額で約91万円、費用対効果は極めて大きいと受け止める。自治体の代表者が赴く理由は即決ができるから。これを持ち帰ったり、起案したりしていてはダメで、県のトップセールスはこのスピード感が売りだ。


※写真は台湾のブロガーUmieさんが仙北市を紹介したブログからhttps://authentic-visit.jp/umie

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