2018年6月6日水曜日

秋田新幹線新トンネル整備の動き



 5月31日、私は仙北議会の市政報告で、秋田新幹線の新トンネル整備に向け、沿線市町で期成同盟会を立ち上げることを報告。6月4日、佐竹知事は定例記者会見で、具体調査の実施と早期着工について国に支援を求めたいと発言。そして6月5日、JR東日本の深沢祐二社長が、同じく記者会見で次の発言をしました。


 深沢社長は、「新たにトンネルを掘れば輸送の安定性で有効だし、時間短縮効果もあるので、そういう方向にできれば進みたい」。また「急峻地帯で並行する道路もない。過去に災害や雪で運休し、乗客に大変ご迷惑を掛けた」と事業の必要性を説明しました。その上で、「実現に必要な経費について、沿線自治体と話していきたい」と述べています。
 佐竹知事は、昨年から新トンネル実現に向け、JR東日本や国と話し合いを始めています。経費負担のこと、事業期間などは今後の課題です。


※市政報告の内容
 秋田新幹線は、秋田県と首都圏等を結ぶ大動脈で、産業や経済、観光など、地域活力の維持・向上に欠かせない社会資本です。しかし、急峻な奥羽山脈の山岳地帯を横断するため、豪雨や豪雪、強風などの自然災害で、度々安定運行や定時性に支障をきたしています。そこで、秋田市・大仙市・美郷町・仙北市・岩手県盛岡市・雫石町が集結し、東日本旅客鉄道株式会社が事業主体となる、赤渕~田沢湖間防災対策トンネル整備事業を早期着手いただくよう、同盟会を設立し関係機関へ働きかけることとしました。設立総会は7月18日、大仙市で開催の予定です。


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