2018年6月12日火曜日
仙北市議会一般質問(2日目)
一般質問の2日目です。今日は高久昭二議員、稲田修議員、武藤義彦議員(蒼生会)、八栁良太郎議員(〃)が質問台に登壇。特徴的な質疑は次の通りです。
【高久昭二議員】
Q.旧角館総合病院の診療棟や増設棟は、この後どのようになるのか。また敷地についての考え方も伺う。
A.旧角館総合病院は、現在は仙北市病院事業の資産となっている。そこで市と病院事業で協議を行い、市が建物を無償で病院から譲り受け、その後解体除去したいと考えている。まず譲渡後の今年度、アスベスト除去・解体工事等の実施設計費を予算化し、来年度にはアスベスト除去工事・土壌汚染調査・解体工事等に着手したい。跡地については、民間等への売却も含めて複数案を検討中。早い時期に議会と協議できるよう進める。
【稲田修議員】
Q.民間企業等の連携について、これまで締結した協定等の件数と目的(現在も継続して効力を有するものの件数は)、また、これら協定が市民生活に与える効果などを伺う。
A合併前に締結をしたものも含み、全部で85件ある。相手別は、民間企業や団体が38件、行政機関が37件、教育機関が8件、住民団体が2件だ。目的別では、災害協力が42件、産業経済の事業連携が32件、姉妹都市など交流目的が6件、施設の維持管理が3件、公害防止協定が2件だ。うち事業が終了した件数は2件ある。協定は経費がほとんど必要ないため、費用対効果を分析することが難しい。協定はライフラインの確保、産業振興などで有効策と考えている。
【武藤義彦議員(蒼生会)】
Q.地域に密着してきた移動販売車の撤退などがあり、買い物支援が必要な地域が増えている。現状は把握しているか。また今後の支援対策について伺う。
A.地域の暮らしを支えてきた移動販売車が廃業する状況について、居住区域が広範囲な仙北市にとって、暮らしの根幹を揺るがす重大事案だ。私も市長選挙の際、多くの要望をいただいた。これを改善するため、支え合い協議体の設置や生活支援コーディネーターを配置し、昨年度末まで「買い物代行」「買い物支援」「移動販売」等の状況を把握した。現在は、移動販売5社、買い物代行3社、買い物配達6社、食材配達2社、配食サービス1社となっている。しかし十分ではない。まずは地域の方々と意見交換を行う。その上で流通事業者、商工関係者、市が一緒になって支援策を地域ごとに作り上げる。
【八栁良太郎議員(蒼生会)】
Q.桜の保全で、古城山のウソ対策では「鷹の声」を流して駆逐したが、その成果はどうだったか。桧木内川で実績のあるウソの有害駆除方法を古城山で行わない理由は何か。
A.「鷹の声」でのウソ対策は、今年の2月初めから3月末日まで実施した。古城山遊歩道から30メートルほど入った場所へ音響装置をセットして行った。この装置の周辺ではウソは見られなかったが、100メートルほど離れた場所では駆除できなかった。切り札にはならないと受け止めている。猟友会の駆除は、過去に角館町内全域で発砲による駆除を行ったようだが、銃器を民家の近くで使用する危険性やクレームなどトラブルがあったと聞いている。ウソは一筋縄ではいかない。今年度、猟友会による古城山での駆除の可能性を探りたい。
※写真はイメージです。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿