2018年6月22日金曜日

角館病院の医事業務を直営化



 仙北市議会は全議案を可決し閉会しました。今回の議会で印象に残った議論は、病院事業会計の予算審議です。これまで市立角館総合病院は医事業務(病院の窓口業務・会計業務など)を外部委託していましたが…。


 この業務を病院直営で行うことにしました。同病院は長く外部の民間企業に医事業務を委託していて、今回の事務更新の際も、プロポーザル方式で3社を指名し、選考のうえ1社に業務を委託する予定でした。ところが入札に参加したのは1社だけで、その企業も後日に辞退を表明。その理由として、「当社として病院の期待に応えられず、ご迷惑をおかけする」との内容もありました。同病院は現在、職員あげて接客対応と接遇改善に努めています。市民が最初に接する窓口対応も重要な改善ポイントでした。もちろん企業には最大の努力をいただいてきましたが、委託業務と言うこともあり、病院経営に対する思いが上手く伝わらなかったり、対応が遅れたりした場面もありました。


 今回、民間企業の業務辞退を受け、病院では後ろ向きな議論としないで、改善を進める好機と受け止めました。そして検討を重ね、医事業務を直営化する判断をしました。これからは、市の考え方や接客研修への参加などストレートに指示できます。担当職員のモチベーションも高まっています。しばらく直営効果を検証したいと思います。

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