2013年9月16日月曜日

テルテル坊主のご加護

今日は朝から台風18号対策でした。全ての日程をキャンセルし、市役所の災害対策本部で情報収集や職員配置、外部機関との連携などで一日が過ぎました。気象庁が特別警報を発令して警戒に当たる中、市内に市民に大きな被害が発生しなかったこと、ありがたい限りです。でも日本全国を見ると大変な災害になっています。県内でも県北を中心に「避難勧告」や「避難支持」のニュースが飛び込んできて、大変さが想像できます。人間は自然災害にどこまで挑むことができるのでしょうか。

 写真は、先達の監視・復旧センターの窓辺で「お天気番」をしてくれているテルテル坊主です。製作してくれたのは生保内小学校の皆さん。「復旧作業が順調に進みますように」と「明日天気になあれ」と書いてあって、ホッとします。今日の台風18号が大きな被害を仙北市で起こさなかったのは、このテルテル坊主のご加護なのではないか、実はそんなふうに真面目に思っていたりします。

※国道341号の玉川温泉付近、スノーシェットが洗い流されて通行止めとの情報。被災規模の確認を行っています。

田沢湖マラソンで感じたこと

第28回の田沢湖マラソンは、エントリー総数6259人で過去最高でした。実際の走者総数も5622人で、やっぱり最高です。だんだん雨足が強くなる中でのレース展開で、皆さん随分ご苦労されたことをお聞きしました。でも皆さん口を揃えて「次は晴天の中を走りたいと思います」と…。本当に嬉しいお話です。

 田沢湖マラソンは市民手づくりのマラソン大会です。多くの市民・企業・町内などの方々の運営で開催できています。そんなハンドメイド感が気に入ったのか、ゲストランナーのエリック・ワイナイナさんも「一度で田沢湖マラソンのファンになりました。また来年もここで走りたいです。皆さんと会いたいです」と言ってくれました。彼はきっと人情派のオリンピック・メダリストなんだと思います。

 さて先達地区内を通過していたフルマラソンコースは、8月9日の土石流災害で一部を変更しました。でも地区に近づけば、崩落した山腹の生々しい風景が目に入ってきます。秋田県内から参加したランナーであれば特にそうだったと思います。マスコミの方からお話を聞いたことですが、ランナーの中に、走ることを止め手を合わせたり黙祷をして、一呼吸おいてまた走り出す方々が多かったそうです。皆さんのお心遣い、ご遺族や地区の方々に伝わったと思います。

2013年9月13日金曜日

熊谷さんからウガンダ報告

写真の女性は、田沢湖にお住まいの熊谷美智子さん。昨年まで約2年半、ウガンダに海外協力隊員として赴任し、調理学校の先生をしていました。とても充実した時間を過ごされたそうです。

 学校は、ウガンダのジンジャ県にある「ホテル観光訓練専門学校」。調理師の資格を持つ熊谷さんは、ここで15歳~30歳ぐらいの生徒に料理を指導しました。1年コースから3年コースまで、300人を超える大きな学校です。実は熊谷さん、ウガンダ滞在期間が、当初予定の2年からさらに半年延長した任期となりました。「3年コースの生徒たちの就職を見届けたい気持ちと、それからバトンタッチするはずだった協力隊員が来なかったりで…」と熊谷さん。

 楽しかったことは何ですかと聞くと、「生徒たちが熱心に授業に向かってくれて、頑張りがいがありました。それに4つ星のレストランに就職する人も出たりで。生徒の成長を目の前にできる仕事に就けて、本当に良かったと思います」と話していました。

 現在は田沢湖畔の観光施設に勤務していて、外国のお客様に英語で仙北市の魅力をアピールしています。これからもご活躍をお祈りします。

2013年9月12日木曜日

家屋等の解体撤去工事後の姿…

午前、先達の現場で打合せ。以前から検討を行ってきたことで、「生活再建や集落再生に向けて、全半壊した世帯の住宅をどこに再建築いただけるか」…。これは被災したご家族の皆さんの気持ちが一番大切です。「もうあの山を見たくない」、そんな言葉をもらすぐらい、この先達で暮らすことに苦痛を感じている人もいて、代替地の選定が難しくなっています。

 災害対策本部と監視・復旧センターの職員、また地元町内の下総会長などが出席して、協議を行いました。現場の中を走る市道を乗り越えて土石流が流入したことで、住家全壊4軒、非住家全壊8棟、住家半壊1軒が発生しましたが、既に写真のように市で家屋等の解体撤去工事を進めています。住宅の周辺の土石をこの後運び出すことになっていて、このエリアの整理はどんどん進みます。その分、次の展開を早くイメージしなければいけない状況です。自分としては可能な限り、地区内の安全な場所でコミュニティに守られた人生を過ごして欲しい、そんな思いを持っています。でも仕事や家庭の事情、そして精神的な辛さなど、抱えたものが違う皆さんに同じ提案はできません。

 同エリアを砂防公園などで整備できないでしょうか…。

2013年9月8日日曜日

角館のお祭り

昨日から角館のお祭りが始まっています。昨日は角館鎮守の神明社さんで午前10時から例大祭、今日は神興渡御祭です。薬師堂さんでは今日の午後3時から宵祭法楽、そして明日は薬師瑠璃光如来御興巡業です。

 18台の曳山は、豪華な飾りと賑やかなお囃子、それに手踊りの秋田おばこを乗せ、町内の若者等で山車を曳き回します。通行権の交渉が決裂したら山ぶっつけになります。今日は観光山ぶっつけも行われ、観光でお出でになるお客様を楽しませます。
 その日程は以下の通りです。

18:00 角館観光タクシー付近
19:00 横町十文字付近
      小絆纏付近
20:00 立町ポケットパーク
20:30 佐藤種苗店付近
21:30 大横庁十文字付近
22:00 秋田銀行角館支店付近

 皆さんのお越しをお待ちします。
※写真は佐竹北家当主(佐竹知事)へ曳山を上覧する「御座所」から、通りを見た景色。

2013年9月4日水曜日

太田国交大臣「降雪期前に恒久工事に着手」

市議会の熊谷一夫さんと上京。太田国土交通大臣に田沢湖田沢の先達で起こった土石流災害について、3つの要望を行いました。1つは激甚災害指定のお願い(農地農業用施設災害は既に激甚指定済み)、1つは一日も早く恒久対策としての砂防事業の着工、1つは被災者の生活支援について、です。

 このうち、砂防事業については、太田大臣や担当者から、かなり具体的なお話をいただくことができました。「砂防堰堤(ダム)は高さ10メートル、幅40メートル以上の規模を予定。降雪期に入る前に着工し、完成は出水期前、梅雨前に仕上げたい。他にも崩落した山腹への土砂止め、また堰堤よりも下方には配水施設が必要」とのことです。この発言の前に、現状説明で、「県のご支援で応急対策工事(大型土嚢積みダム)は昨日終了。地域の方々の安心感は高まった。しかし現在も降雨があれば恐怖感から眠ることができず、避難所への一時避難も3回を数えた。さらに台風もある。また現地は特別豪雪地帯で雪崩、そして春先の融雪災害も心配。一日も早くの恒久対策を待ち望んでいる」ことを説明。その際、雪はいつぐらいから降るのかと聞かれ、「11月後半には降り出す」と答えたので、11月には工事に着手していただけるのではないか、そんな思いで国交省を後にしました。

 この後、内閣府を訪ね、西村副大臣の現地調査活動に対して御礼の意を伝えました。その際、防災担当の佐々木大臣官房審議官には防災に係る集団移転に関する法律を踏まえ、「世帯数が少なくても、また災害が起こった集落内にでも、国は現法で集団移転を支援できるものか」と相談しました。佐々木審議官からは、「残念ながらこの法律を運用する基準には達しない。災害支援法の中で一定の応援ができるので検討をしてみては」とのアドバイスをいただくことができました。

 日帰り出張で慌ただしい一日でしたが、有意義な情報をたくさんいただくことができました。
※写真は左から太田大臣、自分、熊谷市議

2013年9月1日日曜日

監視・復旧センターの窓から

ずいぶん長くブログ更新ができずにいたことをお詫びします。市議会9月定例議会が8月19日から始まっています。一般質問は26日~27日の2日間で既に終了していますが、様子を知りたい方は、ユーストリームで放送しているのでご覧ください。

 写真は、田沢湖田沢の先達で起きた土石流災害で、市が現場を直視できる場所に開設した「監視・復旧センター」2階窓から撮影した写真です。外には県のご協力で進める応急工事の土嚢積みダムが見えます。この土嚢は大型土嚢(通称:トンパック)と呼ばれるもので、560袋程度が被災現場に設置される予定です。この工事は現場の頑張りがあって、終盤を迎えています。また被害にあった住宅や住宅周辺の土砂等の撤去を早く始めたくて、その準備を進めています。来週中には何とかスタートしたいと考えています。太田国交大臣が公式に発表してくれた国直轄砂防事業が、一刻も早く着手となるよう、地域の皆さんが日ごと復旧に向けた動きを感じられるよう、今はとにかく踏ん張り時です。

 今日は市内各地で開催されるスポーツ行事や、神代地区で長寿を祝う会がありました。天候が安定していたら出席ができますが、雨が降ると2次被害防止のため、直ちに監視・復旧センターの業務に入りますと伝えていました。今朝の雨で今日も全ての行事予定をキャンセルし、災害対応を優先させていただいています。昨夜も降雨があったので、センターでした。加古危機管理官などはセンターで朝まで監視体制を維持していました。同時に一時避難に備えて、田沢交流センターでも受入準備を整えていました。市職員も夜通し気象予報や雨雲レーダーの情報を注視しています。

 そんな訳で、今もセンターです。雨は上がりました。雨雲レーダーには県内上空に細かに雲が分散しています。佐渡島にかかっている雨雲が北上すれば、夜にまた雨が降ります。これまで、避難勧告を解除して以降、先達町内の皆さんには自主避難も含めて3度の避難を行っていただきました。その状況をまとめてお知らせします。

1度目→8月19日(月) 8:51避難準備情報
            10:24避難勧告
            15:00解除
2度目→8月23日(金)21:25避難準備情報
             4:30解除
3度目→8月30日(金) 4:30避難準備情報
             7:00解除

 避難準備情報は、あくまで避難の準備を始めてくださいという情報提供です。でも先達町内の皆さんは、雨の音を聞くと怖くて眠れなくなっている方が多く、準備情報を提供した時点でも50人以上の方々が自主避難をします。疲労のピークはとっくに過ぎています。誰もが、これ以上悲しい出来事が起こらないよう気力で毎日を過ごしています。