2013年9月12日木曜日

家屋等の解体撤去工事後の姿…

午前、先達の現場で打合せ。以前から検討を行ってきたことで、「生活再建や集落再生に向けて、全半壊した世帯の住宅をどこに再建築いただけるか」…。これは被災したご家族の皆さんの気持ちが一番大切です。「もうあの山を見たくない」、そんな言葉をもらすぐらい、この先達で暮らすことに苦痛を感じている人もいて、代替地の選定が難しくなっています。

 災害対策本部と監視・復旧センターの職員、また地元町内の下総会長などが出席して、協議を行いました。現場の中を走る市道を乗り越えて土石流が流入したことで、住家全壊4軒、非住家全壊8棟、住家半壊1軒が発生しましたが、既に写真のように市で家屋等の解体撤去工事を進めています。住宅の周辺の土石をこの後運び出すことになっていて、このエリアの整理はどんどん進みます。その分、次の展開を早くイメージしなければいけない状況です。自分としては可能な限り、地区内の安全な場所でコミュニティに守られた人生を過ごして欲しい、そんな思いを持っています。でも仕事や家庭の事情、そして精神的な辛さなど、抱えたものが違う皆さんに同じ提案はできません。

 同エリアを砂防公園などで整備できないでしょうか…。

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