2013年9月4日水曜日

太田国交大臣「降雪期前に恒久工事に着手」

市議会の熊谷一夫さんと上京。太田国土交通大臣に田沢湖田沢の先達で起こった土石流災害について、3つの要望を行いました。1つは激甚災害指定のお願い(農地農業用施設災害は既に激甚指定済み)、1つは一日も早く恒久対策としての砂防事業の着工、1つは被災者の生活支援について、です。

 このうち、砂防事業については、太田大臣や担当者から、かなり具体的なお話をいただくことができました。「砂防堰堤(ダム)は高さ10メートル、幅40メートル以上の規模を予定。降雪期に入る前に着工し、完成は出水期前、梅雨前に仕上げたい。他にも崩落した山腹への土砂止め、また堰堤よりも下方には配水施設が必要」とのことです。この発言の前に、現状説明で、「県のご支援で応急対策工事(大型土嚢積みダム)は昨日終了。地域の方々の安心感は高まった。しかし現在も降雨があれば恐怖感から眠ることができず、避難所への一時避難も3回を数えた。さらに台風もある。また現地は特別豪雪地帯で雪崩、そして春先の融雪災害も心配。一日も早くの恒久対策を待ち望んでいる」ことを説明。その際、雪はいつぐらいから降るのかと聞かれ、「11月後半には降り出す」と答えたので、11月には工事に着手していただけるのではないか、そんな思いで国交省を後にしました。

 この後、内閣府を訪ね、西村副大臣の現地調査活動に対して御礼の意を伝えました。その際、防災担当の佐々木大臣官房審議官には防災に係る集団移転に関する法律を踏まえ、「世帯数が少なくても、また災害が起こった集落内にでも、国は現法で集団移転を支援できるものか」と相談しました。佐々木審議官からは、「残念ながらこの法律を運用する基準には達しない。災害支援法の中で一定の応援ができるので検討をしてみては」とのアドバイスをいただくことができました。

 日帰り出張で慌ただしい一日でしたが、有意義な情報をたくさんいただくことができました。
※写真は左から太田大臣、自分、熊谷市議

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