2022年7月20日水曜日

ふるさとを受け継いで


 仙北市立西明寺中学校(高階勝巳校長)でふるさと学習。旧・西木村誕生40周年記念事業(1996年)で、なぜ戸沢氏祭は始まったのか…、当時の思いと現状を正直にお話ししました。

 「40周年記念実行委員会は、記念事業を実施する1年前から準備に入りました。ふるさとの歌の募集や新たな夏祭り創出に向けて、私など若手職員、それに民間委員の協働作業が休日返上で続きました。なぜ戸沢氏祭だったのかと言うと、戸沢氏が西木村の文化的・歴史的な共通項だったからです。戸沢、宮田、相内、鳥谷崎(大台野)、門屋…、村内各地に館を築き、鉱山を開発し、南下して角館、常陸、最後は新庄藩の藩主となる戸沢氏を顕彰することで、地域エゴのない村づくり、心を一つに進もうと言う村民の連帯感を高めよう…。それが本来の戸沢氏祭の開催目的でした」と。

 「でも近年は祭を開催しなければ…、みたいな義務感が先に立っていたかも知れません。あのお家行列は、門屋城から小松山城(角館城)に遷城する様子を再現したものですよ。皆さんも暑い日は辛かったでしょう。目に見えるものは続いたけれど、目的だった地域エゴがない地域づくり、住民の連帯感の醸成はどうだったか…。次の走者は皆さんです」と、ふるさとの継承をお願いしました。
※生徒の皆さんから感想の声が届きました。読んだ私のほうが感動しています。


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