2020年7月31日金曜日

希望者にPCR検査の提供を



 明日から8月です。今年はお盆帰省を断念する皆さんが多いと聞きます。「秋田は特に高齢県だから、仮に自分が無症状感染者だったら家族や地域にコロナを感染させてしまう」との心配です。

 ちょうど今朝、都内の民間病院が自由診療でPCR検査を始めた報道がありました。「無症状で濃厚接触者でもない人」が対象の検査なんだそうです。検査は1回3万5,200円、その他に診断書の発行に費用がかかります。それでも検査を申し込む皆さんが後を絶たないとか…。少し調べてみると、世田谷区では世田谷モデルを構築するため、既にプロジェクトを立ち上げていました。保坂展人区長は、「医療関係者や介護施設、保育士、教師などは社会的な検査として、定期的にPCR検査を受けてもらいたい。もちろん検査料も支援する。保健所の外側に大量の検査をスピーディーにやる仕組みを作りたい」と話しています。

 現状では、原則的には先ず帰国者・接触者相談センターに相談し、あわせて保健所の調整で専門の帰国者・接触者外来を受診、そしてPCR検査を行う流れです。希望者が検査を受ける体制づくりは、人員や環境整備など多くの課題があると聞ききます。でも例えば米国ニューヨーク市では、「市民が無料で検査を受けられる」仕組みを整えたことで、感染者拡大の封じ込めに成功したと言われています。国内でも抗原検査キットの承認など法の整備が進んでいますが、私は希望者にPCR検査を提供する取組みが必要だと思っています。
※写真は検査作業のイメージです。

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