2020年7月10日金曜日

産業祭中止で新たなスタート



 今年度の仙北市産業祭は、コロナの感染防止対策を完全に行うことが困難との判断で、昨日の実行委員会で中止が決定しました。残念です。一方で産業祭のマンネリ化や開催意義について多くの意見をいただき…。

 先ず来年度の産業祭(仮称)の在り方を、今から調査研究することにしました。実はほぼ同じ時期に全県で産業祭が開催されてきたので、実行委員会は他の産業祭を見たことがありません。今年は多くの自治体の産業祭が中止となりそうですが、それでも各地の小規模な収穫祭など見て歩くことにしました。また仙北市の産業祭は農産物などの出展数が減少していること、他団体の類似する行事の現状、商工会や観光協会、JAや森林組合、共済組合など連係の在り方、会場や祭典企画のマンネリ化、スタッフの確保対策、そもそも産業祭の意義などに多くの意見がありました。私は「仙北市は全県一番の観光の町だが、それは農村部や農林業の活力と一体で持続可能になる。市民が集い、農林業の出来秋を共に祝いあい、子どもや若い来場者が仙北市に魅力を見出し、それが後継者の掘り起こしに繋がるような、そんな年に一度の祭典は必要だと思う」とお話ししました。また、数年前、文化祭との合同開催を検討したときは、文化祭は各地で開催するとの方針決定でしたが、再検討が必要ではないかとお話ししました。

 私は、来年度の産業祭(仮称)をどんなカタチで開催するか、今年度の産業祭の中止で新たなスタートをきった思いです。皆さまからのご意見もお待ちします。

※参考資料
最近の産業祭への農産物等出展数

  区分/年度         H27  H29   R1
〇水稲・豆類・雑穀等     22     21    25
〇栗・シイタケ・花き等      24      27     28
〇野菜・イモ類等          322    242   185
〇加工品・漬け物          11     10       4
〇葉たばこ                   14      14     13
〇工芸品・手芸品            26      27     16
     合計        419   341   271

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