2020年7月15日水曜日

新ビジョンを探る会~農業編~



 今日の午前、若手農業者の皆さんと、「仙北市の新ビジョンを探る会」を開催。ポストコロナ・ウィズコロナ時代の仙北市農業をお話いただきました。

 世界的なコロナ禍で、多くの国民は地域農業がライフラインだと気づきました。食糧の地産地消、農地のフル活用、担い手確保…、仙北市は水と土と人に恵まれていますから、可能性は必ず拓けます。参加の皆さんからもそんな気概を感じました。ただし現状は相当に厳しく、例えば「高値だった頃に仔牛を導入し、肥育して半額程度で売っている。間に合わない」、「ネギを生産している。全量が契約出荷で今は余り影響を感じない。農業資材の動向が問題だ」、「近年は地域の高齢農家から米づくりを頼まれる。全く人手が不足している」、「結婚式や各種イベントがなくなりダリア需要は激減。家庭内での消費にも限界」など、少しの時間でも様々な苦悩を共有することができました。その改善策を伺うと、「支え合う仲間づくり」、「農家単独の取組みではなく、例えばスキヤキなど市の自慢素材のセット化」、「市の補助制度の見直し」、「良質な市堆肥センターの堆肥の活用」、「早期の高収益農業の実践」、「各地区の土壌分析の実施と適地適作」など、たくさんの提案がありました。

 午後には、堆肥の活用などで農林部の検討が始まりました。さらにご意見をいただき、総合計画や総合戦略に描き込む作業を続けます。皆さんありがとうございました。

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