2016年1月29日金曜日

角館のお祭り~子ども達の厳しい指摘~

昨日、第3回角館のお祭り実行委員会を開催しました。先日は実行委員長(市長)宛で安全対策委員会から答申書をいただきましたが、今回の実行委員会は、その答申書の内容を共有・精査してお祭り全体会議に諮るための会議です。

 実行委員会は、安全対策を万全なものにするため、安全対策委員会委員長と同副委員長から、答申に盛り込まれた14項目の一つひとつについて説明を受け、その後に協議をしました。その結果、新たなお祭り実施組織の構成の見直し、また14項目の細部調整、さらに2項目を加えた原案を作成することにしました。これらを全体会議で図り、対策の実効性を高め、その内容を町内はもちろん、市内外に示す予定です。

 会議では、町内の小中学校児童生徒・角館高校教職員からのアンケート結果が報告されました。
特に角館中学校3年生の指摘が心に響きました。そこには、お祭り時の大人の悪しき姿が厳しく書き記されていました。例えば、
◇飲酒について
・朝昼からお酒を飲んでいてキチンと神様を拝むことができない。
・大人は酒に飲まれている。
・泥酔した大人が取っ組み合いをしている。
 他、多数。
◇激突について
・角館のお祭りの起源はぶっつけることから始まったのではない。
・お祭りの本来の目的を忘れている。
・曳山間をつくってしっかりと交渉するべき。
 他、多数。
◇しきたりについて
・お祭りが何のために行うのかを説明して、一人ひとりにわかってもらう。
・決まりごとやルールをしっかり決める。
・角館のお祭りを後世に伝えたい。
 他、多数。

 さらに、張番はお祭りの最高権力、きちんとした人を責任者にして責任者の判断に従って(曳山)を運行する、他丁内の責任者とコンタクトをとる、交渉をしっかりと行う、対(相手)の曳山を尊重する気持ちが大切、観光客や町外の人々を意識したお祭りの企画と運営、半纏の着用、親が子どもの面倒をしっかり見る…などなど。

 子ども達には、ただただ恥ずかしい限りです。申し訳ない限りです。角館のお祭りを継続するために、この思いをしっかり受け止めなければなりません。

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