2016年1月13日水曜日

庁舎建設特別委の中間報告(第2弾)

本日午後から、市議会全員協議会が開催されました。案件は庁舎建設特別委員会の中間報告(第2弾)についてです。稲田修特別委員長から、下記の内容で報告がありましたので、皆さんにお知らせします。
※写真はイメージです。ネット上にある以前の委員会を使用しています。ご了承ください。

 ~本特別委員会は、平成27年7月23日の第1回目の会議から14回開催し、今日で15回目の会議であります。市民サービス維持・向上、人口減少に伴う職員の減少、財政事情による事務の効率化、という観点から「統合庁舎の必要性」は、確認されているところであります。
 
 建設候補地に対する意見は、「基本構想の角館病院跡地」と、「R46沿い羽根ヶ台付近」とに2分化され、建設候補地の一本化に向け、お互いに、歩み寄ってまでも、まとめよう、という目標を掲げ、議論を重ねて参りました。候補地に対する意見の変遷は、当初原案可とする委員が5名、羽根ヶ台とする委員が4名だったが、原案可とする5名のうち、より良い場所として、角館駅前とする上方修正案的な意見が2名となりました。このため、原案を含め、角館東公民館や旧角高グランドなど5候補地の検討を行い、結果として、原案、羽根ヶ台、角館駅前という3候補地に絞り込みを行いました。

 12月15日の第11回目の会議において、お互いに、歩み寄った結果、角館駅前でも可とする委員が6名となり、ここでの多数意見を12月21日の本会議に中間報告しているところであります。しかし角館駅前は、大規模小売店舗立地法と土地取得の問題があり、これらの課題について、当局へ調査を依頼していました。ここまでは、12月21日に中間報告した概要であります。

 当局へ依頼していた調査結果は、前回、第14回目となる1月5日の会議で報告をいただいています。報告によると、12月25日現在で、
①大規模小売店舗立地法に基づく申請は、撤回されたこと。
②今後の用地交渉は可能であること。
 が報告されました。しかし財政事情を考慮すべき、という意見は強く、11月16日開催の第7回会議で、資料として提示されているとおり、角館駅前では、RC造りで約10億円の総事業費の掛りましが懸念されていました。

 市当局では、基本構想に掲げる約27億円を、総事業費のベースとしており、これに、限りなく近づけることができるのか、あるいは、どの程度のオーバーまでは良いとするのかが、論点になりました。市当局からは、既存建物を含み現状のまま買収することや、あるいは更地での買収にあたり、先に当局から示されている価格での交渉の余地はある旨の感触を持っている、という報告を受けています。また経費削減のためには、S造りによる構造の見直し、という意見も出されています。本日の10時から開催した庁舎建設特別委員会では、前回の市当局からの報告を受け、構造を含めた、財政面の考え方について、
①用地取得においては、当局から提示されている評価額以内での交渉に努めること。
②現存する建物の利活用の可能性を、再度検討すること。
③統合新庁舎の建物構造を見直すこと。
 という意見が集約され、可能な限り、基本構想で提示する総事業費に近づけることが極めて重要と、改めて確認されています。
 
 これまでの議論において、「羽根ヶ台周辺」という少数意見はあるが、本特別委員会では、統合新庁舎建設候補地の最も相応しい場所として、「角館駅前」に決定したところであります。
 以上のとおり、申し上げ、庁舎建設特別委員会の中間報告といたします。~

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