先週、さきがけ政経セミナー(秋田市ビューホテル)に参加し、佐竹知事の講演を聴きました。新聞にも掲載されていましたが、紙面で触れていない項目にも興味深いお話しが多数あります。幾つかを紹介します。
~中国経済の落ち込み、中東情勢の悪化、原油価格の安値動向…、昭和48年のオイルショック時には、50年後は石油が枯渇すると言われた。しかし今日も石油は存在する。一事が万事ではないが、50年後は誰にも分からないと言うこと。大切なことは、現状の中で最善を尽くす覚悟だ。
秋田のモノづくりは、100パーセント世界とリンクしている。ああしよう・こうしようと議論することは結構だが、それよりも大切なことはアクションだ。もちろん行動すれば失敗もある。それは検証し次に繋げればいい。空論は時間の浪費だ。~
~秋田らしさと言うが、それでは秋田らしさとは何だろう。自然が豊かだ、農業が盛んだ…、それは山形とどう違うのか。概念の比較に意味はない。観光も同じこと。イベントは一過性と言うが、回数を重ねれば、立派な観光素材になる。生産額から言えば、秋田は農業県とは呼べない。らしさ、から言うと米を追求すべきだろうが、それで農家が生き残れるのか。米以外に活路を求め、別の取り組みを進めるか。TPPは秋田にとって、有利な面と不利な面がある。国には対策をしっかりして欲しいと訴えている。しかし反対ばかりではダメだ。これを機会に秋田の農業構造を変えたい。現状を守るだけでは世の中の変化に対応できなくなる。~
~仙北市が取り組む農家民宿は、ことのほか好評だ。海外の仏教国からの観光客は、まず農家の仏間に驚き、大きな感銘を受ける。やってみて初めて分かったことだ。~
などなど。県も市も踏ん張る一年です。
0 件のコメント:
コメントを投稿