2013年5月26日日曜日

映画「みんな元気」にハマリました


 田沢湖開発センターで角館庁舎の移転案説明会。参加者は決して多いとは言えませんが、さまざまなご意見を聞くことができて参考になりました。さて説明会を終えて帰宅し、テレビのチャンネルを変えていて、何となくBS朝日のサタデー・シアターに。残り40分ぐらいからの視聴でしたが、「みんな元気(2009年アメリカ映画:主演はロバート・デ・ニーロ)」にハマリました。

 原題はEverybodys Fine。あらすじを少しお話しすると、奥様に先立たれた父親フランク(この役はロバート・デ・ニーロ)には、独り立ちをした自慢の子ども達が4人います。毎年クリスマスの夜に子ども達が集まってくれていましたが、どういう訳か今年は誰も来れないとの連絡。それだったらと、連絡なしに4人の住む家を順に訪ねます。そこには聞いていた生活とは全く違う子ども達の真実があって…。

 小さな頃から絵描きの才能があったことから芸術家を強要し、結局それが重荷になって麻薬を常用して死んでしまった長男。歌手になるのが夢だった次女はラスベガスでミュージカルスターだったはずなのに、実際は役をもらえず子育てをしながら1人でアパート暮らし。子どもに期待し、子どもの夢を叶えることが親の責任と、子どものことは母親任せ、家族を顧みる余裕もないほど仕事をしてきた自分の人生は何だったんだ…。子ども達の今を目の当たりにし、心臓発作で倒れ、病院のベットで見た夢に出てきた長男が「今年のクリスマスはお母さんと過ごすよ」と一言。それに応えて父は「済まなかった」。長男は「お父さんのせいじゃないよ」。

 ロバート・デ・ニーロと言えば、「タクシー・ドライバー」か「ディア・ハンター」を思い出す人が多いのではないでしょうか。孤独で強くて男臭くて…。「みんな元気」のデ・ニーロは、そんなイメージとは正反対です。孤独と言うよりは、寂しがり屋で頼りない老人役で、それがまた素敵でした。映画に教えられることって本当に多いんです。

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