2013年5月20日月曜日

地域運営体はふるさとを守れるか


 写真は、昨日開催された桧木内地域運営体(橋本左武郎会長)の平成25年度総会の様子。たくさんの皆さんが参加をしていました。桧木内地域運営体は、平成22年の8月に設立、これまで食品加工所の運営、産業振興集会(特産品開発展示会)、名所旧跡復元活動、高齢者宅の除雪支援、内陸線乗車促進運動、地区敬老を祝う会等…、多くの活動を実践しています。

 地域運営体の在り方については、多くの意見があります。「血税の無駄遣いだ」から、「運営体が存在しなければ、ここでの暮らしも存在しない」、また「成果が見えないから疑ってしまう」といった声も聞きます。成果を何に求めるか、この点が各地域運営体では多彩です。しかし目的は一つです。それは「ふるさとを守ること」に他なりません。自分は桧木内地域運営体総会で、再度、運営体の存在の意義について、次のお話をさせていただきました。

 「国立社会保障・人口問題研究所が3月に発表した人口推計で言えば、仙北市は2040年に43%の人口が減少するショッキングな内容です。桧木内地域の人口は、最新の住民基本台帳で2131人ですから、あと27年経つとこの地域には900人しか人が住んでいないことになります。この推計の通りの現実が起こってはいけない、未来をそうさせない、その思いで私たちは地域運営体の活動を継続し、その原資に税金を充て、皆さんは汗を流しているんです。人口減少は、あるレベルから加速することが知られています。今だったら、何とか減少の速度を遅くして、その間に対策を講じることができます。コミュニティを再生し、産業を興し、守るべきは守る、新たな価値の創出に挑戦する…。次代の子ども達のため、今を生きる私たち世代のため、そして地域を守るため、活動に強くまた広く取り組んでください」。

 地域運営体が地域の大黒柱になって欲しい、そんな思いです。

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