2013年5月19日日曜日

仙北市ボランティア協議会で


 今日の午前、仙北市ボランティア連絡協議会(高橋達会長)の総会に参加しました。仙北市の各分野のボランティア団体が25組織、個人会員の登録もあり、毎年多くの活動を行っています。今年の総会では、なんと自分の講話を依頼されていました。自分がお話をするなどオコガマシイ限りですが、喜んでお引き受けをさせてもらいました(怖いもの知らず…)。
 以下は「まちづくりとボランティア」と題したお話の概略です。

~ボランティアの語源は志願兵です。このことから分かるように、ボランティアは①自発性、②無償性(有償ボランティアについては別段で)、③利他性、④先駆性が重要と言われています。形態別で言うと、素人ボランティア(シロ・ボラ)と、プロフェッショナルボランティア(プロ・ボラ)に分けることができるとも言われています。ボランティア先進国のアメリカは、定年後に社会参加する動きが顕著ですが、学生の卒業後の進路にも、ボランティア活動に従事希望者が増えています。無償ボランティアが正当か、有償ボランティアが時代に即応しているか、これは議論が分かれていますが、自分にとっては無償でも有償でも、「半ば自分のため、半ば他人のため、自分が持っている情熱や技術、知識を社会に還元させることこそ重要だ」との考えを持っています。いつも言っていますが、自分の幸せは、他人からいただくことが多いわけで、他人様が幸せになることが自分の幸せな人生を実現する唯一の手法だとの確信があります。

 愛知県社会福祉協議会が、“ボランティア活動の心構え10ヶ条”を制定しています。①身の丈にあったことから始める~⑩安全対策を万全に整える、まで全て当たり前の事とは理解できても、なかなか現実的には難しい約束もあります。ですが求め続けなければと思います。それで仙北市では「協働によるまちづくり基本条例」を2010年に制定しました。この条例に基づく補助制度も確立しています。地域運営体はいろんな困難を抱えていますが、2040年の推計にある人口40%減少論に、今から対策を講じる現実的なアクションです。

 これからのまちづくりは、市民と如何に協働できるか、その仕組みの精度を高める作業がドレダケのスピードで進められるのかにかかっていると感じています。先ずは子ども達のボランティア活動への参加を促す取り組みを強化します。社会教育と学校教育の連結、ボランティアスクールの開校、市民ボランティアセンターの実現などは、社会福祉協議会や学校との密接な関わり合いをつくれば、必ず実現ができるものと思います。市民も行政も毎日を真剣勝負で過ごすしか方法がありません。

 最後にデール・カーネギーさんの言葉を皆様にプレゼントします。「今日一日があなたの人生だ」。

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