2010年8月5日木曜日

臨時議会での市政報告(高校統合)


 市政報告で、高校統合に関する市の考え方を報告しました。その内容をお知らせします。

 「明日の県立高校を考える市民会議」は、4月25日に最初の会議が開催され、7月25日の第6回市民会議で報告書がまとまり、7月27日に藤川浄之委員長から提出をいただきました。平成16年12月に第五次秋田県高等学校総合整備計画後期計画の素案が公表されてから5年半という長年の懸案事項であり、特に「学校の統合等再編整備」については、市民会議でも一致した意見とならず、複数案の併記となっています。

 この報告書や市民会議で交わされた意見、さらには平成21年2月25日の市議会県立高校統合問題調査特別委員会委員長報告、その他の事情を勘案し、高校の在り方を方向付けさせていただきました。仙北市としては、少子化に伴う両県立高校の小規模化を避け、子どもたち自らが人生を切り開いていく知性と行動力を育んでいくために、豊富な出会いを提供し、多くの選択肢を最大限に準備できるとの視点から、角館高校・角館南高校を統合し、定時制独立校舎を有する1校2校舎の形態による角館地区統合高校の設置を、秋田県教育委員会に要望したいと考えています。

 市がイメージする統合高校は、例えば「若杉キャンパス」と「こまくさキャンパス」の2校舎です。
 全日制課程は仮称「若杉キャンパス」とします。1学年普通科7学級で、国公立大学・難関私立大学や看護系学校への進学、ビジネス、ものづくり、語学、観光、芸能・芸術などの多様なコースを設定のうえ、より高度な専門性を履修できる専攻科を複数設置するものです。

 定時制課程は仮称「こまくさキャンパス」とします。この校舎を独立校舎として設置し、ひきこもりや不登校生徒に対応できるフリースクール的空間を備えた2部制(午後部・夜間部)、加えて単位制の語学を履修するコースや社会人コースを設定するものです。

 また、特別支援教育の県立大曲養護学校の児童生徒が、通学のために長時間を費やしている現状を解消するため、こまくさキャンパスに小学部・中学部の分教室併設も要望したいと考えています。

 なお、耐震不足や老朽化した施設は、学習環境の悪化や子供たちの安心安全に関わることです。長い間、必要と言われていた冬期間の運動部練習施設などと併せ、再編整備のスケジュールと切り離し、一刻も早く対策を講じるよう強く要望します。

18 件のコメント:

  1. これでは県教委の案そのままだ。
    県はすんなりと受け入れてくれるでしょうが、地域の高校が1つになれば地域の衰退は加速します。
    もっと長い目で見て市民が希望を持てるような要望を出すべきではないですか?
    内陸線も似たような状況にあったわけですけど、扱いがあまりにも違いすぎます。
    ほんとに失望しました。

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  2. 門脇みつひろ2010年8月6日 18:15

     今日、佐竹知事・片野教育次長にお会いし、市としての要望をお伝えしてきました。匿名さんは内陸線と似たような状況と言われていますが、この点が理解できないまま返信をしているので、焦点がヅレていたらご免なさい。
     高校の統合問題は、長い間の懸案事項でしたが、さらに長い目で見れば(時間をかけても?)、課題が解決すると言う要因を見出すことができません。子ども達の将来を思った、その一点の判断です。まちづくりと学校の在り方は誠に重複するパーツが多いのですが、だからと言って地域の思いを主張するのは、どうでしょう。
     県教育委員会の案そのものと言うことについて、確かにカタチとしては同じ手法を最良としました。でも内容は県が示した事項の何倍も多くて、先ほど県でも要望が多彩で…、という話をいただいたくらいです。
     県立高校は県の事業で、その財源は県民からいただいた税金です。これから県議会で素案を成案に向けた議論が始まりますが、どこまで許容いただけるかは分かりません。

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  3. 角館高校も角館南高校も私たちが通ったそして私たちの子供たちが通う地域の高校だと思います。
    県立高校は県の事業で、県民の税金が財源だからと言いますが、私たちだって県に税金を払っています。仙北市民も県民なんです。
    さらに忘れてならないのは両校の設立の際には、地域の人たちが土地やお金を寄付して作った学校だということです。
    県立だから県が決めることという市長の見識にはわたしは納得いきません。
    そういう市長の見識の元に県の意向に沿った形で要望がなされてしまったとしたら本当に残念だし悔しい思いです。

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  4.  誤解いただいては困ります。県立高校だから県が決めることとお話ししてはいません。県立の施設なのだから、県民の合意がその判断基準になると言っているつもりです。もちろん私だって県民です。言いたいことはたくさんあります。
     両校建学の精神、実際に建設にどれだけ地元の皆さんが私財を投じたか、私もOBですから、さらには両校存続の運動を長くしていましたので、理解をしているつもりです。そのような時代を経て今があるように、今を乗り越えなければ明日はありません。地域の都合を前面に押し出していたら、子どもたちの声が聞こえなくなります。ウチには当該高校に2人子どもが通ってます。子どもたちが何と言っているのか、匿名さんの耳にも入っているでしょう。
     辛いときは肩を寄せ合って凌ぐしかありません。

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  5. もう一度言いますが、地域の高校が1つになれば地域の衰退は加速します。今回の要望では市民は希望が持てません。
    女子高だった横手城南高校は共学化することで非常に活性化した事はご存知の事と思います。多くの人が角南を共学化することに存続への希望の光を見出していたと思います。おそらくそうなるだろうとみんな考えていたと思います。なのに市の方から統合を要望するとは。これで完全に希望の光が消されてしまいました。
    多くの人がなんとかして存続させようと努力してきましたが、それは「地域の都合を前面に押し出す」などと言われることではないと思います。
    「子どもたちが何と言っているのか、匿名さんの耳にも入っているでしょう。」と言われますが、子供たちはなんと言っているのですか?統合した方がいいなどとは言っていないと思います。
    内陸線はそれこそ「地域の都合を前面に押し出して」存続がはかられてきたと思います。数年後に業績が回復するからと言って存続を図ってきました。しかし業績は回復しませんでした。にも関わらず仙北市の赤字負担を4千万円から6千万円に増やしてまで存続されることになりました。一方高校は活性化の努力をさせてもらえることもなく統合されてしまうのです。この扱いの違いはなんでしょうか?

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  6. 横レスの段お詫び申し上げ私見のみ投稿させて戴きます。
    ※レス蹴りでご承認願います。

    他案件、市役所部署でのご対応への不快の念に駆られ、市役所総務宛・質問(意見)メールでも・・・との想いより県議時のブログを思い出し、検索にて、この案件報告を拝見いたしました。

    5日時点の内容報告より、提起・応答両側ともに、追審議ステップへのベタープランと勝手に思い込んでおります。

    みつひろ(様)・匿名(様)の両者に於いても、地域・地域外住民にとっても、想い入れの深い学び舎の遍歴への過程での意見投稿である故の気持ちはお察しいたします。

    秋田ring内「仙北市スレ」内でも想いを述べられてきておりましたので、より深い気持ちのある、こちらのブログへ投稿挿せて戴きました。

    例えば、行政合併時の各々の地域住民への想い入れを優先しながらの集約にも大変な時間・財政にも難渋の限りの経過途中にまだあると感じておりますが、この案件も何時かは決議せねばならない事も事実です。

    尚、他地域での案件にみる「新校名」へのステップでも各々の想い・道理の意見集約もこれから控えております。

    南北戦争の後には、圏域民の為の学び舎の明日を願って・・・

    合掌

    追伸、市職員(地域公僕)に於いては住民に対するサービス業の全うをお願い申し上げます。

    また、その司の首長職に於いては第八項公約の一層の推進を期待しております。

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  7. なぜ横手城南高校のように共学化して活性化する道を選択しなかったのか?
    なぜ内陸線と高校の扱いはこうまで違うのか?
    誰もが疑問に感じていることと思います。市長がどのように考えたのか教えてほしいですね。

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  8.  なぜ内陸線との比較論なのか、むしろ疑問を感じています。が、ご質問にお答えするとすれば、県にとっても仙北市にとっても、今後必要な交通手段だから…、と言う理由にまとめることができます。
     県は内陸線を、秋田内陸部の産業振興・経済対策の動脈と位置づけています。これは鷹角線の構想が生まれたときからの原点理念です。自分もこの考え方に賛同します。恩恵は仙北市はもちろん、北秋田市も、また秋田県も享受することになります(だからこそ県費を投入するのです)。従って仙北市だけの問題として議論すべき案件ではありません。
     内陸線は北秋田市と仙北市を結んでいますが、仮に仙北市が存続を断念した場合、廃線か若しくは分離運行となることが考えられていました。仙北市が廃線を主張すれば、初めから存続を決議していた北秋田市議会と北秋田市長は、地域内交通の確保という一点のみで、上手くいっても分離運行です。一方、秋田県とすれば、これまで県費を投入していた理由が、地域間(県北と県南)の動脈ですから、分離運行となった場合、北秋田市に県費を投入する理由が半減します。
     県は、県民の税金を投入する事業、またはしない事業の区分を、県民の理解度に求めます。これは県議会の決定が民意の反映と言う原則から言って正しい在り方でしょう。県議会は、これを認め、動脈としての役割を継続して担えと言っています。市議会も同様です。決して自分一人で存続を決めたことではなく、何度も市議会と相談をし、県民の負託、市民の負託と言う議論の積み上げで、存続に至ったものです。

     さて高校の案件です。横手城南高校は平成20年度から男女共学が始まりました。平成12年に発表となった県の第5次の高校再編計画前期計画)で、それまで全県の女子校7校は、普通科の募集枠に男女のアンバランスがある等の理由で、共学化の方針が示されました。この際、横手城南高校は、後期計画中に「共学化についての実施計画を策定する」と条件が付けられました。秋田北高校も同様です。この条件は周辺人口と高校数を勘案して決まったと言われています。そして計画はご存じの通り、後期計画年度中に実施されています。一方、「統合等により共学化を図る」と条件が付いた学校が、角館南高校です。つまり、県の整備計画で最初から共学化の手法が違うのです。なぜ横手城南高校と違うのかと言われると、共学化の出発点の違い、そして周辺の子ども達の人数の違いが答えになるのかなと思います。
     さて、この県の整備計画に対し、角館南高校の女子校としての存続運動が起こり、その後も福祉科の設置など県から打診されましたが、この提案に対しても反対をしています。
     これらの経緯があって平成17年、県は同計画の後期計画で、角館高校と角館南高校の統合案を発表したわけです。ここに至り、角館南高校(関係者~以下省略)は今度は男女共学化を容認し、だけれども統合には反対との姿勢で、2校存続活動へ方針を変更しました。
     もしも福祉科設置を実行できていれば…、もしも周辺人口がもっと多ければと言う思いもありますが、歴史に「もしも」は厳禁です。

     平成12年の計画発表から10年が経ちました。この間、他の地域では共学化、統合化が進み、さらに一層の少子化が進み、そして県財政の硬直化も進んで、子ども達を取り巻く環境の厳しさは、もう一歩も猶予のできない状況です。市議会、また多くの市民の皆様も同様の思いを共有していると思っています。長文になってしまいました。申し訳ありません。

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  9.  なぜ内陸線との比較論なのか、むしろ疑問を感じています。が、ご質問にお答えするとすれば、県にとっても仙北市にとっても、今後必要な交通手段だから…、と言う理由にまとめることができます。

     県は内陸線を、秋田内陸部の産業振興・経済対策の動脈と位置づけています。これは鷹角線の構想が生まれたときからの原点理念です。自分もこの考え方に賛同します。恩恵は仙北市はもちろん、北秋田市も、また秋田県も享受することになります(だからこそ県費を投入するのです)。従って仙北市だけの問題として議論すべき案件ではありません。
     内陸線は北秋田市と仙北市を結んでいますが、仮に仙北市が存続を断念した場合、廃線か若しくは分離運行となることが考えられていました。仙北市が廃線を主張すれば、初めから存続を決議していた北秋田市議会と北秋田市長は、地域内交通の確保という一点のみで、上手くいっても分離運行です。一方、秋田県とすれば、これまで県費を投入していた理由が、地域間(県北と県南)の動脈ですから、分離運行となった場合、北秋田市に県費を投入する理由が半減します。
     県は、県民の税金を投入する事業、またはしない事業の区分を、県民の理解度に求めます。これは県議会の決定が民意の反映と言う原則から言って正しい在り方でしょう。県議会は、これを認め、動脈としての役割を継続して担えと言っています。市議会も同様です。決して自分一人で存続を決めたことではなく、何度も市議会と相談をし、県民の負託、市民の負託と言う議論の積み上げで、存続に至ったものです。

     さて高校の案件です。横手城南高校は平成20年度から男女共学が始まりました。平成12年に発表となった県の第5次の高校再編計画前期計画)で、それまで全県の女子校7校は、普通科の募集枠に男女のアンバランスがある等の理由で、共学化の方針が示されました。この際、横手城南高校は、後期計画中に「共学化についての実施計画を策定する」と条件が付けられました。秋田北高校も同様です。この条件は周辺人口と高校数を勘案して決まったと言われています。そして計画はご存じの通り、後期計画年度中に実施されています。一方、「統合等により共学化を図る」と条件が付いた学校が、角館南高校です。つまり、県の整備計画で最初から共学化の手法が違うのです。なぜ横手城南高校と違うのかと言われると、共学化の出発点の違い、そして周辺の子ども達の人数の違いが答えになるのかなと思います。
     さて、この県の整備計画に対し、角館南高校の女子校としての存続運動が起こり、その後も福祉科の設置など県から打診されましたが、この提案に対しても反対をしています。
     これらの経緯があって平成17年、県は同計画の後期計画で、角館高校と角館南高校の統合案を発表したわけです。ここに至り、角館南高校(関係者~以下省略)は今度は男女共学化を容認し、だけれども統合には反対との姿勢で、2校存続活動へ方針を変更しました。
     もしも福祉科設置を実行できていれば…、もしも周辺人口がもっと多ければと言う思いもありますが、歴史に「もしも」は厳禁です。

     平成12年の計画発表から10年が経ちました。この間、他の地域では共学化、統合化が進み、さらに一層の少子化が進み、そして県財政の硬直化も進んで、子ども達を取り巻く環境の厳しさは、もう一歩も猶予のできない状況です。市議会、また多くの市民の皆様も同様の思いを共有していると思っています。長文になってしまいました。申し訳ありません。

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  10. 内陸線が「産業振興・経済対策の動脈」???
    どこをどう見れば内陸線が「産業振興・経済対策の動脈」に見えるんですか?
    鷹角線の構想って何十年前の話ですか?
    確かに「当時」はそうだったでしょう。それは人も物資の輸送も鉄道が主流の時代だったから。
    でも今はくるまの時代です。一家に一台どころか一人に一台の時代です。社会状況が変わったことぐらい市長だって十分わかっているはず。
    分かっているにもかかわらず現実に合わない理屈を言う。これこそ正に存続ありきの「地域の都合を前面に押し出した」姿勢としか言いようがありません!
    他にも業績がV字回復するような計画を作ったり、バスに転換するとかえって高くつくと主張したり内陸線については非現実的な理屈が言われてきました。
    そういえば門脇さんは内陸線を貨物輸送につかえばいいと言われていましたがその後どうなったのでしょうか?これも存続させんがための非現実的な主張でその後何もしていないのではありませんか?

    さて高校の件ですが「なぜ横手城南高校と違うのかと言われると、共学化の出発点の違い、そして周辺の子ども達の人数の違いが答えになるのかなと思います。」とあいまいな言い方をされていますが、県がなぜそのように計画したのか確認をしていないのですか?
    周辺の子供たちの人数の違いではないかと言われていますが、横手市には横手高校、横手城南高校、増田高校、雄物川高校、平成高校、清陵学院と高校が6校もあります。角南の位置を考えれば周辺地域には旧中仙町も入いると思いますがそうすると周辺人口は4万人程度です。横手は6校だから横手の周辺人口が24万人でないとバランスがとれないことになりますがそんなにはないはずです。こうしたことは県にきちんと主張できるはずです。

    現実に合わない理屈は主張し正しい理屈は主張しない。
    内陸線と高校の扱いは違い過ぎます。

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  11. 議会だよりを読んでいてびっくりしました。
    市長は統合が予定されていた西明寺中学校、桧木内中学校両校を統合しないと答えてらっしゃる。

    市長は高校を小規模化を避ける為に統合すると言ったのに、比較にならないぐらい小規模化が深刻な両中学校は統合しないという。これではダブルスタンダードではありませんか?

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  12. 門脇みつひろ2010年10月26日 16:18

     匿名さん、メールありがとうございます。高校は統合すると言っていて、中学校は統合しない、小規模校化を避けたいという理由にダブルスタンダードだとのご指摘ですね。

     高校は県立で、県民の皆様から評価をいただく対象です。また高校は進学の生徒も多いですが、社会に飛び出す生徒も多く、この3年間は自立心や社会性など、競争の渦の中に飛び出す、巣立ちの準備期間だと言えます。広域性も中学とは比べものになりません。その中で一定の競争意識が育つには、小規模化を避けた方が良いという判断です。

     一方、中学はと言えば、義務教育と呼ばれるように家庭・地域との連携の上に成り立っています。物理的にも見守り支える家族や地域との距離が近い方が好ましく、それが人間性の形成に大きく影響するとされています。高校が巣立ちの時期であれば、中学は家庭の子育て終盤ステージとでも呼べるかも知れません。

     こんな理由で、現在のところは中学の統合はできるだけ行わない方が良いと言う認識です。市の教育委員会では、基本的には複式学級が見えた時点で考慮したいと考えていました。なお議会での答弁は教育長が行っています。

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  13. 高校に必要だと言われている自立心や社会性の教育は中学校にこそより重要なことですよね?
    自立心や社会性を育むことは人間教育という事ですがそれは義務教育である中学校でより重要なことです。桧木内も西明寺も小学校が一つずつなので九年間ずっと同級生が変わりません。これは自立心や社会性を育てる為に望ましい環境ではないはずです。

    また部活の数も少ないので自分が本当にやりたい部活もできないことも小規模化の問題としてみなさん指摘することです。自分のやりたい事に寝食を忘れて打ち込むことは学生時代にしかできない素晴らしいことですが小規模校ではそれが叶いません。サッカーやりたくても野球しかできません。高校になれば受験勉強で部活どころではありませんから部活の重要性も中学校の方がより大きいと思います。

    桧木内中学校はいま1学年10人ぐらいだと思います。小規模化のレベルは高校とは比較になりません。高校は小規模化を避けるために統合すると言っておきながら、より深刻な状況の中学校は統合しないのはどう考えても不自然です。

    内陸線の問題でもそうですが言われている理由が後から取って付けたような印象を受けます。

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  14. 門脇みつひろ2010年10月27日 15:12

     ご返信ありがとうございます。小・中学校が統合し、1校あたりの児童・生徒数を増やすことで、多くのメリットがあることは予想できます。スポ少は保護者や地域の取り組みに頼る部分が多いのですが、部活は中学校の教育課程の中で実現でき、部員数の多少は部活の存廃に直結することも理解できます。ただ、義務教育のステージでこそ高校課程よりも自立性や社会性が重要だとの論調については、「どちらにも共通した重要性」でしょうか。

     社会人として必要な基礎知識は、家庭や地域の中での醸成が第一段階で、それが義務教育課程で強く反映されることが望ましいと思うだけです。だから物理的にも家庭に近い場所にできるだけ存続したい、そう考えています(仮にどちらかに統合すれば地域と15キロ離れている学校になってしまいます。それに目安ですが、中学校の場合)。「高校になれば受験勉強で忙しくなって部活ができなくなるから、その分を中学時代に体験させたい」、これは親の心で、子ども達がどう考えているかは別ですね(自分は貴方と同様ですが…)。

     小規模校であっても、市立だったら主体として様々責任を果たす対応ができます。周辺校との部活編成、教科による交流など、市教育委員会が予算の裏付けも担保します。スポ少についても、総合型地域スポーツクラブの充実強化などは、市内の皆さんにご協力いただけるシステムを構築して格段に前進できます。でも高校は県の教育委員会の意志決定の中にあり、主体は県です。市が望んでも実現できない場面があります(実際、これまで何度もあったのでは…)。この違いは大きいです。

     自分の受け止め方では、児童・生徒の保護者や地域はほとんどが統合を望んでいません。もし貴方が保護者、または地域の方でしたら、このような考え方を市の教育委員会にお伝えすべきです。そうでなければ課題の解決に向けた議論が進まないと思います。

     それと中学校の統合のお話が、内陸線のお話と同列になることには違和感を覚えます。高校統合の議論のブログにも、内陸線のお話と比較された書き込みがありましたが、同じ方でしょうか。高校の小規模化を防ぎ、県民に理解をいただけるカタチで高校を存続する手法と、市立の中学校の在り方論は、同レベルで議論できない要素がたくさんあります。

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  15. > 同じ方でしょうか
    はい。同じ者です。

    >自分の受け止め方では、児童・生徒の保護者や地域はほとんどが統合を望んでいません。
    それは高校だって同じです。ほとんどの人は統合を望んでいません。市長は再三「高校は県立だから」と言われますが、市長は市民を代表して市民の考えを県に伝える責任があるのではありませんか?そうならば、仙北市としては統合を望んでいないという事を県にしっかりと伝えるべきだったのではありませんか?

    >周辺校との部活編成、教科による交流など、市教育委員会が予算の裏付けも担保します。
    素晴らしい考えをお持ちですね。しかしこれこそ高校の統合の際に県に要望して欲しかった事です。15キロ離れた学校でできるなら、わずかに2キロしか離れていない角高、南高との間でこうした部活、教科の交流は問題なくできるはずです。高校も中学校も問題解決の手法に違いはありません。
    南高を共学化をし、少子化に伴う小規模化の問題は両校間で部活、教科の編成・交流を行うことで解決する。これは県に対する現実的な提案であったはず。しかしながら貴方は
    >でも高校は県の教育委員会の意志決定の中にあり、主体は県です。
    と言って高校については県の提案をそのまま受け入れてしまった。

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  16.  匿名さんの周囲では「ほとんどの方々は南高校を共学化し、2高を存続させたい」と言うご意見の方々だったのですね。自分の周辺では半々でした。また数年前、市内の小・中学校のPTAの皆さんのご協力をいただき実施したアンケート結果でも、望む姿は拮抗した数値となっていました。高校に入れる子ども達を持つ家庭の心境です。そう言った声や、将来にわたって、仙北市により良い高校教育の場を確保しなければいけないと言う責任感が、市議会特別委員会の、あの報告に滲み出たと受け止めています。

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  17. 私が、前の書き込みで申し上げた本旨は「2つの中学校で部活、教科の編成・交流を行って小規模化の問題に対応しようという考えをお持ちだったら、何故それを高校の件について県に提案しなかったのか。」ということです。

    > 匿名さんの周囲では「ほとんどの方々は南高校を共学化し、2高を存続させたい」と言うご意見の方々だったのですね。

    本旨でない部分でこうした反論をするは如何なものだろうかと思います。

    そう仰るなら桧木内中学校と西明寺中学校の統合は西木村の時代に統合することで合意を得ていたのではないのですか?議会だよりで西木の伊藤邦彦議員が「合併前、両校を平成22年から23年までに統合するとした事を記憶する。」とおっしゃっています。少なくともあなたが仰るような
    >児童・生徒の保護者や地域はほとんどが統合を望んでいません。
    というような状況ではないように思うのですが

    さて
    >数年前、市内の小・中学校のPTAの皆さんのご協力をいただき実施したアンケート結果でも、望む姿は拮抗した数値となっていました。
    とのことですがこれは初耳ですね。
    これが事実だとすれば非常にインパクトのある事だと思いますが、これは公表されたものですか?

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  18. 門脇みつひろ2010年11月3日 11:54

     匿名さんのメールで、市内のPTAの皆さんからのアンケートについてご質問がありました。どうも、田沢湖・西木のPTAの皆さんがアンケートに参加し、角館の皆さんはアンケートに参加していなかったようです。このような状況でのアンケートですので、公平性を考えれば、例示は不適切でした。記憶に頼った発現に気を付けないと…。済みません。

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