2010年10月19日火曜日

過ぎて初めて分かること


 昨日お世話になったホテルには、北海道からの修学旅行生が2校滞在していて、遅くまでかなり賑やかでした。この雰囲気、嫌いではありません。朝、丸の内線で東京駅に出て、東北新幹線なすの号に乗車しようとプラットホームを進むと、後ろから屈託のない笑い声。振り向くと修学旅行の隊列が迫っています。もちろん、すぐ進路を譲りました。そして後ろ姿を追いかけてしまいました。

 そう言えば大昔、修学旅行で駅を歩いた時の、周囲の大人たちから注がれた目線が気になった記憶が甦ります。あの時の大人、あれは…。

 あれは今の自分です。30年以上経って、やっと分かりました。決して田舎者を蔑むとか、団体行動を奇異に見たわけではなかった。あれは、あれは、君たちの若さへの羨望です。将来に蓄積された時間の量、可能性の間口の広さ、そんな諸々を背負った次代に対する安堵感、過ぎてしまった大切な季節を、君たちに重ね合わせトキメイテいたのです。

 過ぎてみなければ分からないこと、あります。

2010年10月18日月曜日

永田宏和氏・談


 18日午後、都内で開催された都市行政文化懇談会で、3人の皆さんの講話をお聞きしました。永田宏和(NPO法人プラス・アーツ理事長)氏のお話をご紹介します。

 「これまで全国13都道府県、他にインドネシア・中米などにも活動のウィングを広げている。内容は防災訓練。これまで余り面白みのないグッズにアーティストの参加をいただき、人の出がほとんどなかった地域の防災訓練を子ども達が参加して楽しいイベントに変身させた。様々な訓練に参加したらポイントを与え、そのポイント数でおもちゃと交換する“かえっこバザール”も好評。シェルターのサンプルもつくっていて、各大学の建築学科、実際に活躍している建築家からの協力体制も厚い。
 別の活動事例としては、教育とアートのプログラムをつくっている。教育は効果を問われる傾向にあるが、私たちはその効果を最初から期待していない。プログラムの大抵は野外活動。ここにアーティストを呼んで活動は始まる。子どもに映画を撮らせたり、音を採取してもらったり…。ある回、数々の昆虫が生息していて有名な森の中で、ボロボロな温室を透明感の高いレストランをつくるプログラムを実施した。これは面白かった。アーティストが絡んだことで、初めて体験できることばかりだった。」

佐々木雅幸氏・談


 18日午後、都内で開催された都市行政文化懇談会で、3人の皆さんの講話をお聞きしました。佐々木雅幸(大阪大学大学院創造都市研究科教授)氏のお話をご紹介します。

 「文化創造都市とは、芸術文化の持つ創造性を、産業や雇用の創出に役立て、町を多面的に再生させる試み。1985年にヨーロッパで始まった。文化創造都市は、例えば車道はよせて、歩道を町の真ん中に造ったり、広場や公園、野外ステージなどが充実した人間重視型の都市だったり、現代アートからエネルギーを吸収できる多面性を持っていたり…、そんなイメージだ。特徴的だったのはバルセロナ。ここはピカソ、ダリ、ミロ、ガウディなど、多くの現代アーティストを生み出した。ここから多くの産業が生まれ、雇用政策も進んでいる。面白い仮説があって、これはゲイやレズを許容する社会は、新しい文化・芸術が生まれやすい社会だと言うこと。既存の価値観を否定することから新たな創造はスタートするが、これは創造者も同じ価値観を持っている。寛容性が高くなければ創造性は育たないと言うことかも知れない。日本では金沢が一番先に創造都市の概念を取り入れたと思う。特に現代アートはまちづくりにどんなエネルギーを発散できか、金沢は21世紀美術館で大いなる挑戦を続けている。伝統と先端のせめぎ合いだが、市長はこの議論は金沢の将来に撮って必要だと言い切っている。現代の伝統は、当時の最先端だったはず。価値が定まっていないからこそ現代アート。次代の技術は常に革新的な地域から生まれている。」

福武總一郎氏・談


 18日午後、都内で開催された都市行政文化懇談会で、3人の皆さんの講話をお聞きしました。まずは福武總一郎((株)ベネッセホールディングス取締役会長)氏のお話をご紹介します。 

 「若いとき東京にいて、東京は狂っていると思った。東京には人間という概念のキーワードがない。東京を反面教師にすれば、人間的なまちづくりができると思っている。政治家がまちづくりと言っても、任期があって実現が難しい。日本の政治家は短命で、それが町を壊している一因になっている。政治家が町をダメにしている例、よく見かけることだが中心市街地が空洞化すれば住民の数も減少し、その解決に取り組む議員を出すことが難しくなる。周辺部の議員が多ければ、予算も当然周辺部に流れ、市街地はますます空洞化すると言う悪循環が起きている。私は企業のトップとして、企業利益を文化芸術分野につぎ込んでいる。瀬戸内国際芸術祭などは、世界のアーティストが参加している。今、生きるこの瞬間を楽しくしてくれるのが芸術。あの世の極楽を説くのは宗教。この違いは大きい。そもそも経済は人々を幸せにするためにあるもの。経済を目的にすれば間違った結果を生むだけ。人間の使命は周囲に良いコミュニティをつくること、この一点だ。」

2010年10月17日日曜日

いろんな出会い


 陸上自衛隊東北方面音楽隊コンサートに参加。コンサートは平成22年度の市市民会館自主事業です。自衛隊父兄会の皆さんや自衛隊秋田地方協力本部など、多くの方々からのご協力で開催できました。感謝・感謝。でも大好きなアルメニアンダンス・パート1の演奏中に退席。いま出ないと出会いのパーティに間に合わない…。 

 田沢湖ハートハーブ。ここは仙北市で第1号の「すこやか出会い応援隊」(あきた結婚支援センター指定)です。全県から参加をいただいた14名(女性6名・男性8名)が、朝からの紅葉の秋田駒ヶ岳登山を終え、ハートハーブでご馳走いっぱいの交流会。自分はこの場面で進行役を務めました。室内だけで完結するような出会いパーティではなく、野外活動や共同作業を通してお互いを理解するみたいな。こりゃ、良い企画だ!

 楽しかった。参加いただいた皆さん、ありがとうございます。乾杯の時のお話は本心です。「皆さんの将来が光り輝くものでありますように」。

 湖畔のビールレストランORAEでは、「~水のフォーラム~みんなの水・みんなの田沢湖」が開催されていましたが、そんな訳で参加できませんでした。ゴメンナサイ。パネラーの千賀先生、熊澤先生、浅野実行委員長、田口議員、門脇社長、ご苦労様でした。いろんな出会いがあった一日でした。

大弓会から芸文大会へ


 豊穣まつり会場を後にして、角館武道館へ。今日は角館大弓会(冨木憲吉5段会長)の創立10周年記念式典と記念射会です。凛とした空気が漂う弓道場。自分はノーネクタイの軽装で、これは場違いだったと悔やんでも後のマツリ。ごあいさつの場面では、背中にスーッと流れる冷や汗を感じながら、「己こそ頼れるよるべで、それを他に求めることを許さないのが日本武道の神髄。守るべきを守りながら、仙北市角館の町並みによく似合う弓道の発展と、次代の創造者たる高校生など育成をよろしくお願いしたい」とお話をさせてもらいました。

 その後、急いで職員のご家族の葬儀へ。喪主の言葉が“らしく”て、そして温かかった。

 少し時間があるので、第5回仙北市芸術文化振興大会へ。会場は西木町クリオン。ちょうど大正琴とコーラスの皆さんが秋田県民歌を歌う場面に入場(写真)。大きな声で2番まで歌って気分転換。

第1回薗田豊穣まつり


 第1回園田豊穣まつりが開催されました。場所は角館白岩地区の釣田会館。とっても嬉しい豊穣まつりです。どうして?…、このまつりが地域運営体活動の一環で誕生したからです。市内9つのエリアで地域運営体を設立しようと昨年度から準備を進めてきました。白岩地区は2番目に設立となったコミュニティ組織のしっかりした地域で、集落の連携も強固です。何度も各団体代表が集まり、運営体の事業計画を練り上げてきましたが、その中の1つが産業祭の開催でした。

 「普段、何とも思っていない食べ物や工芸品が、実はとても素晴らしいものだと気付くきっかけが必要。産業祭の開催はまさにその場となる。生産の拡大や加工など、地域の特徴を活かして職場づくりや所得対策まで繋がれば…」と、薗田集落の皆さん、白岩地域運営体の皆さんは先進的です。

 第1回の豊穣まつりでは、地元の若い方々も出店を出してくれました。地区外からのお客様の顔も見えます。農産物の品評では仙北地域振興局のご協力が有り難かった…。歴史を1つひとつ積み重ね、多くの方々の心の拠り所となる行事に育って欲しいと思います。

○仙北市長賞 草彅晃(中村)ネギ
○白岩地域運営体会長賞 雲雀せつ子(別当村)揚げ干し餅