ABS秋田放送えび☆ステ。特集は元仙北市民の小林弥央さん(写真左)が思い出の場所を訪ねます。食彩げんべい、御座石神社、おばこ餅ともっちりまんじゅうの佐藤商事、季節は花紀行で…。
弥央さんは、もっとたくさん思い出の仙北市を紹介したかったそうです。でも生放送番組で時間に限りがあります。その分を私が勝手に付け足しました。話題はあきた花紀行です。角館のサクラ、刺巻のミズバショウ、八津鎌足のカタクリ、本当に毎年たくさんの皆さまにお越しをいただきます。その中でもカタクリは山中の栗林に静かに群生していて…。この光景をお伝えしたい時、いつも例に出すのが絵本の「花さき山」(斎藤隆介・滝平二郎)です。物語は〝少女あやが山菜採りに行った山奥で、白髪の山んばと出会います。山んばは山に咲き乱れる花の意味をあやに教えました。〜この花は里の人々が優しいことを思ったり、良いことをした数だけ咲くんだよ〜〟と。
仮にカタクリの栗林が花さき山だとしたら、優しいことを思ったり良いことをした人は数え切れないくらい多くて…。そう思うと何だか幸せに気持ちになれます。きっとあなたの優しさも、どこかの山奥で花を咲かせています。
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