2024年5月16日木曜日

11年前の土石流災害で


 2013年8月9日に起きた供養佛の土石流災害(仙北市田沢湖)。賀内隆弘アナウンサーから8つの質問をいただきました。当時、私は市長で災害対策本部長でした。あの時…。

 角館交流センターで戦没者慰霊祭を開催中でした。西木地区・田沢湖地区は未明からひどい雨の降り様で、市職員や地区消防団、広域消防、県警が対応に追われていて…。賀内さんからの質問は、「市役所には大雨被害について、どんな情報が入っていたか」、「土石流災害で人的被害が出た知らせはどこで聞いたか」、「その連絡に対しとった行動、記憶に残っていることは」、「供養佛地区は土石流災害の可能性が指摘されていたか」、「翌日以降の態勢・情報収集・災害対策は」、「短期的な災害復旧はどう進めたか」、「長期的対策はどう進めたか」、「災害から11年、以降も続く土砂災害に対し首長経験者としての思いは」です。

 それぞれの質問には、既に公表している検証報告に基づいてお答えしました。ただし、首長経験者としての思いと言う質問には、公職を返上した私人としての気持ちをお話しました。「市長は市民の生命と財産を守るのが究極の仕事ですが、その職務を全うできなかった申し訳なさを、ずっと今も持ち続けています。天候は今後もその異常性を増すと考えたほうが良く、これまで以上の災害が発生する可能性が高いと思います。絶対に天気を侮ってはいけません」と。5月26日は県民防災の日、梅雨もやってきます。皆さん気をつけて。

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