仙北市議会の一般質問2日目。荒木田俊一議員(市民クラブ)、髙久昭二議員、高橋輝彦議員(蒼生会)、田口寿宜議員(蒼生会)が登壇しました。特徴的な質問と市長答弁の概要をお知らせします。
【荒木田俊一議員(市民クラブ)】
Q.企業誘致の取り組みについて、なかなか成果が上がらない。今後はどのように対応をしていくつもりか。どのような企業からの引き合いがあるのか。
A.企業誘致は手強いと言うのが正直な感想。いま県産業労働部に市職員を2名派遣し、うち1名は東京事務所に勤務し情報収集能力は格段に増した。企業誘致はこの数年で変化がある。工場本体の誘致、技術の誘致、人材の誘致、文化の誘致などもある。特区・スーパーシティ構想の連携企業や、近未来ワンストップセンターには著名企業からの相談もある。
【髙久昭二議員】
Q.コロナ禍の不況で市内の観光産業・宿泊業・地場物産・おみやげ店・飲食店などが大変な状況。これらに対する市の支援策、また給付金は出せないか。
A.国・県の支援制度がない分野などを市の支援策で補っている現状。給付金は国の月次支援金給付制度(上限20万円)などの利用をお願いしている。また今議会の最終日には、新たな経済支援メニューの追加補正をお願いしたいと考えている。県民・市民のツーリズム支援、宅配便等の送料助成、県認証制度のサポートと衛生環境整備、新幹線物流の定期化事業などを提案したい。
【高橋輝彦議員(蒼生会)】
Q.JR角館駅の東西自由通路、朝一番の新幹線の角館停車、落合野球場整備、田沢湖庁舎の冷暖房設備、防災行政無線の戸別受信機の設置など、それぞれの進捗状況は。
A.自由通路は内川橋の完成後に着手したいとJRに伝えていて、今日の夕方にも木村・JR秋田社長と面談予定だ。市内に停車しない新幹線2本については、市の便益と県の便益を考える必要がある。落合野球場の整備は新過疎計画に載せ新過疎債で実現したい。田沢湖庁舎の冷暖房施設は、今年中に計画を策定し来年度予算に計上したい。防災行政無線は順次設置をしている。不足だった個数も福島県浪江町のご協力で貸与が決まった。
【田口寿宜議員(蒼生会)】
Q.新たな観光の取り組みが、行政・民間・関連団体の連携で進んでいる。アフターコロナの在り方を確かなものにするために、これまでの観光振興計画の見直しが必要ではないか。A.現在の第2次観光振興計画は、平成30年度~平成34年度の5ヶ年計画。既に4年が経過している。また当時の観光環境ではない、特にコロナ対策などでは数量ではない満足度勝負の観光に変質できる計画が必要だ。上質なアウトドアアクティビティを盛り込んだり、市長の交代もある。これをチャンスととらえ早い段階で見直しをすることが適切だ。
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