2021年1月28日木曜日

集中から分散へ①


 三菱UFJリサーチ&コンサルティングの研究レポートでは、新型コロナウイルス感染症の影響で東京一極集中に変化が起こり、若年層の東京圏への転入数が減少傾向を示しているとの報告です。さらに今朝の秋田魁新聞では…。

 紙面6面(総合)で、首都と地方の間の人口移動に異変が起きていることを報じています。昨年5月、東京都は他の都道府県への転出が転入を上回る状況に転じ、6月にいったん転入超に戻り、7月以降は5ヶ月連続で転出超過が続いていると…。これは前述の三菱UFJリサーチ&コンサルティングのレポートと符合します。また、みずほ総合研究所は、企業のテレワーク導入は人材の確保対策で進み、地方にいながら東京の企業で働くトレンドが加速すること、これが一極集中の緩和につながると見ていることを同紙は伝えます。

 総務省データでは、東京都が月単位で転出超となったのは、統計上の比較が可能となった2013年7月以来で初めて。まさに私たちは分岐点に立っています。

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