写真奥手でスピーチしている方は、東元電気の会長で台湾経済界トップの黄茂雄さんです。佐竹知事とは大変親しい関係で、そんなご縁で昨晩は黄さんから台湾経済界の皆さんにお声かけをいただき、多くの方々が秋田県訪問団の歓迎夕食会を催してくれました。
左手に写っている方は、元政府観光局長で現在は中華航空チェアマンの頼さん、その隣は秋田県観光文化スポーツ部の前川部長、その隣が日本テクノス会長の相田さん、写真には入っていませんが、その横に佐竹知事がいて、さらに元政府経済局長、台湾新幹線社長、台湾ジェトロ会長、台湾の各銀行頭取などが参加しています。自分も以前から黄さんとお付き合いをいただく一人です。先日は都内でもご一緒しました。仙北市内の情勢もよくご存知で、地方創生特区では台湾側の窓口的存在です。黄さんとのご縁から、都内企業の仙北市誘致のお話も進行中です。
ところで自分は、もっぱら経済局長だった陳さん(現在は台湾大学教授)とお話をして歓迎会を過ごしました。陳さんから、「日本の国家戦略特区は、地方再生・国力再生に有益な政策なのですか?」との問いかけに、自分は「国自体で人口が減少し、生産力も消費力も下降している中では、地方の未利用資源を最大活用し、国力を高めようというアイディアも当然有効です。ただ、そのためには国一律の法律の運用ではない、地方が直面している課題を解決できる、特別な法体系の整備が必要でした。それが特区です。民間活動に障害となっている規制を撤廃・緩和して、経済活動のモデルをつくり、それを広域化していけば日本再生は叶うと信じます」とお話をさせていただきました。
今回の台湾訪問は、観光客の誘客活動と同時進行で幾つもの情報収集を行っています。考えさせられることが多い出張です。
0 件のコメント:
コメントを投稿