2015年8月20日木曜日

台北市のメディカルツーリズム

18日の夕方に上京し、19日から台湾台北市内で活動しています。青柳宗五郎・仙北市議会議長にも同行をいただき、昨日は台北市内の北投温泉を訪ねました。ここの温泉組合の相談役を務める周水美さんとは、北投温泉と玉川温泉の温泉提携(2011年8月)以来、ずっとご親交をいただいています。

 ところで台北市は、2007年に前述の周水美さんから提案された「温泉と観光と医療の連携企画」を議論してきて、2009年には政府としてこれを実現することを決定しました。それが今回視察した「北投健康管理医院」(写真)です。昨年の12月に完成し、この2月から業務を開始したそうです。台湾の医院は日本では総合病院のイメージです。整形外科や内科、美容科などの専門医30名が勤務しています。台湾では、美容と医療の距離感は、日本より相当近い感じです。もともと台湾では北投温泉の人気は高く、この地域資源を活用しての新たな拠点センター的位置付けになっていました。
 そんなわけで、この医院の特徴は2階から5階は医療機関ですが、6階から12階がホテルになっていることです。しかも建設予算は台北市が負担したんだそうで…。まさに市のメディカルツーリズムの具現化と言うことができます。

 これから県のミッションに合流しますが、合間を縫って、台湾の温泉療養の第一人者・陳家勉主任医師にお会いします。仙北市の地方創生特区のメニューに上げた「温泉と医療の連携による国際ツーリズム」の推進には、なくては成らない方との会談が楽しみです。

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