この訓練には、カテゴリー分類では関係機関55団体・組織、さらに約1800人に及ぶ人員の参加をいただくことができました。市内全域と言うこともあり、大きく分けても角館地区では自主防災組織の避難訓練や災害ボランティアセンターの開設、倒壊家屋からの救助・電柱撤去、外国人観光客の避難誘導などが、田沢湖地区では災害対策本部の設置や火山対応訓練、田沢湖スキー場では登山制限訓練や被災者のヘリコプターヘのピックアップ作業が、西木地区では避難所開設訓練や炊き出し作業、赤十字奉仕団の講話などが、それぞれ行われました。
写真は角館・西長野交流センターに開設された遺体安置開設所の訓練風景です。手前に写っている方は今回の訓練統監を務めた佐竹知事で、奥で数人の医師が対応していた遺体判別作業を見守っています。なお佐竹統監には、田沢の先達地区土石流災害現場で行われていた3回忌法要にも参加をいただきました。
佐竹統監は、訓練終了にあたり、「仙北市の課題を織り込んでの訓練大会だった。参加の市民の皆さんに、対応のイメージを構築する機会となってもらえたら良い」との感想を述べました。自分は後に開催した記者会見で「2重災害を想定した訓練だったが、これだけの人員と組織が災害直後に確保できることは考えにくい。近隣の市町を連動した災害訓練も必要」とお話をさせていただきました。
参加をいただいた皆さんに、心から感謝を申し上げます。
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