その映画は「ビリギャル」と言います。学年で最低成績のある女子高生が、学習塾の講師に励まされ、1年みっちりと勉強に励み、慶應義塾大学に合格したというサクセスストーリーです。モデルになったお話しがあったそうですが、これを小説にした原作「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」も、かなり売れたと聞きます。
主演の有村架純さん、伊藤淳史さんも素晴らしいです。でも単純に目標に向かって、周囲の雑音を気にも止めない工藤さやか(主人公の名前)の生き方に、多くの皆さんは共鳴しているのだと思います。
映画の中盤、順調に成績が上がっても、合格ラインがまだまだ高いところにあることを知った工藤さやかが、挫折心からノートに書いた「身の程知らず」の言葉には、自分もドッキリしました。
ちょうど数日前、市議会の地方創生特別委員会で、「地方創生、地方創生と言うけれど、実は何の実態もない夢物語を語り、追っているのではないか。議会は、特別委員会は、もっと現実的な議論をする場所ではないのか」とのご指摘をいただきました。確かに現状では何もカタチニはなっていなくて、ご指摘にも一理あります。その時、自分が発言したことは、「昔、アメリカのケネディ大統領が、月まで人を運ぶアポロ計画を議会に提案したとき、同じように絵空事と批判した議員も大勢いたけれど、これを実現する過程で、文明がどれだけ進化したか、大きな夢を叶えるための努力は、その過程でも必ず何かを生み出すはずだ」と…。
仙北市が「身の程知らず」かどうか、それは今後の取り組みで明らかになります。
映画の中で工藤さやかは言います。「将来は、他人の人生を応援できる仕事につきたい」。今はまだまだでも、きっと近い将来、市役所は「市民の人生を応援できる存在」に、なれると思います。
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