2015年5月13日水曜日

温泉施設で起きた事故対策について

今日は臨時議会でした。案件の主なものは、3月18日に温泉施設で起きた事故の対応策と予算です。返す返すも起きてはいけない事故でした。作業にあたった方々の手落ちではなく、市の安全対策が長い時間の経過の中で劣化し、温泉供給事業の危険性に対応できていなかった…、そんな思いで対策を続けています。

 事故が起きた後、改善できることは既に行っています。作業管理マニュアルの策定とその周知、ガス検知器など機材の購入、分湯槽作業の外部委託の準備、分湯槽施設自体の改善などは済んでいます。しかし現地がこれまで雪中に埋もれていたことから、引湯管や周辺の環境調査など確認できなかったものもあって、温泉事業を安全に継続するには、第三者による調査活動が必要と判断しました。そこで「カラ吹き源泉事故調査委員会」を設置したい旨、議会にご相談をしました。調査委員会には、事故原因や発生状況の経過について詳らかにしていただき、二度と同じ事故を起こさないための改善策・事故防止策について、ご指摘をいただきたいと考えています。
 また、市の業務の中で起きた事故だったため、ご遺族に対してしっかり対応しなければいけないとの思いから、国の弔慰金制度を準用して弔慰金を支給させていただきたいことも、議会にご相談しました。
 これらについて、総額で約2200万円の予算案は、議会から全員一致でご可決をいただくことができました。

 第1回事故調査委員会は、5月19日の開催を目途に準備を進めます。

0 件のコメント:

コメントを投稿