たまたまテレビを眺めていて、面白い…と言うかいつも思っていたことが世界共通の認識になっていることを知って、「やっぱり!」と意を強くしています。決して特別な考えではありません。皆さんも同じ様に思っているはずです。
お伝えしたかったのは“赤の女王仮説”です。リー・ヴァン・ヴェーレンという人が1973年に提唱しました。もともと赤の女王は、鏡の国のアリス(ルイス・キャロル著)に登場するキャラクターですが、小説の中で彼女が「その場にとどまるためには、全力で走り続けなければならないのよ」という台詞があります。これをリー・ヴァン・ヴェーレンは進化の過程として、種・個体・遺伝子が生き残るためには進化し続けなければならない仮説の説明を、赤の女王の台詞を借りて表現したんだそうです。
さて土曜日・日曜日の仙北市は、桧木内・白岩小学校の学習発表会や角館中学校の合唱コンクール、ボランティアまつり、東北まちづくりオフサイト会議、平福百穂顕彰短歌大会、田沢湖ツーデーマーチ、各DC関連事業(曳山の激突・おもてなし事業)などなど、多くの取り組みが行われました。
東日本大震災後、秋田を訪ねてくれる観光客数が思うように回復してくれません。また市勢も経済状況や自然災害などで、前進の予兆を感じることができない苦境の中です。もし赤の女王がこの場面で発言をするとしたら、「今の現状を維持するだけでも全力で走らなければならないのよ。でもそのレベルは皆さんの願いではないはず。震災以前、さらにその上の仙北市を目指しているのなら、大きく輪を広げて、手を携えて、これまで経験したことがないような最大努力をしないと、無理だわ」。こんな言葉になるでしょうか。
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