2013年10月4日金曜日

青森県藤崎町で平田町長と

青森県藤崎町を訪ね、平田博幸町長(写真左)と対談。きっかけをつくってくれた衆議院の木村太郎首相補佐官に心から感謝を申し上げます。藤崎町は「ふじりんご発祥の地」として余りに有名ですが、実は鎌倉時代から仙北市とのご縁が始まっています。

 藤崎町のりんご畑をぬって走ると、岩木山の麓に「唐糸御前史跡公園」が見えてきます。ここは鎌倉時代、五代執権・北条時頼(最明寺入道時頼)に愛された女性“唐糸”伝説を今に伝える公園で、唐糸のイメージ像なども建立されています。伝説の内容を紹介すると、
~唐糸は時頼に仕える心根の優しい才色兼備の女性でした。しかし時頼の愛を一身に集めたため周囲の女性の妬みを受け、鎌倉を逃れ生まれ故郷の津軽の藤崎に隠れ暮らしていました。時頼は病で執権職を退いた後、仏門に入り諸国行脚の旅に出ますが、津軽を訪れていることを耳にした唐糸は、見る影もないほどやつれた自分の姿を悲しみ、近くの柳の池に身を投じて生涯を閉じました。この話を聞いた時頼は唐糸の死を深く悲しみ、平等教院という寺院に墓を営みました。そして鎌倉に帰る道すがら7日ごとに寺を建立。一七日山→大館市釈迦内の実相寺、二七日山→秋田市内の釈迦堂光明寺、三七日山→仙北市西木町堂村の大国主神社…~、と言うわけです。

 先月、国道341号の災害調査で仙北市に入った木村太郎・首相補佐官に、「木村さんの出身地(藤崎町)と、私どもの仙北市は昔から唐糸伝説でご縁がある」とお話をしていました。一昨日、木村補佐官から市長選挙再選のお祝いの電話をいただいた際も、他人のような気がしない親近感を覚え(これは自分の勝手な思い)、勢いで藤崎町を訪ねてみました。

 ところで平田町長には、アポなしの訪問にもかかわらず大変な歓迎をいただきました。ご自身がりんご農家なこともあり、りんごのお話は尽きることがありません。「日本一のふじりんごを台湾の皆さんに提供したらどうでしょうね」と聞くと、「ふじりんごが誕生した地からというストーリーが良いですね」と答えてくれました。本当にありがとうございました。

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