2011年4月17日日曜日

細川良治日本画展スタート


 本日(4月16日)から5月いっぱいまで、角館平福記念美術館を会場に「細川良治日本画展」が開催されます。今朝はこの展示会のオープニングセレモニーが行われました。

 ピアノの前であいさつをしているのが細川さん。そして細川さんから市にご寄贈いただいた人物画「若葉」が写真右手に写っています。生命力を感じる素晴らしい作品です。描かれている人はテノール歌手の本田武久さん。テレビで何度も紹介されていますが、素晴らしく説得力のある歌を聴かせてくれる大好きな歌い手です。

 細川さんの経歴は異色です。日本画にのめり込んだのが42歳からで、それ以前は工務店の社長さんでした。ご本人があいさつで「絵筆が持てる年代になった後、修練を重ねても50,60は鼻ったらしと言われるのが絵の世界。自分は40からの転身で、まだ鼻ったらしにもなっていない」と謙遜していました。が、実際は名だたる美術展で入選を繰り返す日本美術院の院友です。今回の作品は武家屋敷の青柳家や古木、また70年ぶりの発見となっているクニマスなど、多彩な作品を展示くださいました。

 もう一つ。細川さんの後ろにあるピアノは、話題となっている「樺細工で復活した奇跡のピアノ」。今回、細川さんと親交の深いOtoを楽しむ会の皆さんのミニコンサートも行われました。震災後の辛い社会情勢の中、ここ仙北市から〝復活の力・生命力の発信〟を感じさせる日本画展です。皆さんもご来場ください。

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