2011年4月2日土曜日

震災後の仙北市の運営について


 4月1日に職員にお話をさせていただいた、「新年度のあいさつ」から、一部を抜粋してお知らせします。このあいさつは、同時に市民に向けたメッセージとしてもお話をさせていただいた内容です。

 ~はじめに東日本大震災のお悔やみとお見舞い~。東日本大震災に対し、仙北市はあらゆる手法で復興支援に参画していく覚悟です。市民にもご協力をいただきたいと思っています。震災対策は大きく分けると震災地の復興支援と、ふるさと仙北市での産業・経済活動立て直しです。この両面にしっかり向き合って行財政運営に取り組みます。
 大震災は、日本社会のカタチを変える大きな事件で、復興は福島原発の事故対策とあわせ、先行きが全く不透明です。

 先の議会で可決いただいた当初予算、これは震災が発生する前に編成を行ったものですが、震災後に激変した社会情勢と、震災を起点に進めなければいけない仙北市のまちづくりに、はたして対応できるかどうか…、私の認識では厳しいと受け止めています。一刻も早い内外政策の見直しが必要と感じています。
 この際、マニフェストなど市民の皆さんと交わした市政公約は、精査の上でモノによっては「暫時凍結或いは先送り」とし、今この実情に、即時に手を打てる政策財源を確保すべきと考えます。特に強く危機感を抱いている分野は、商工・観光・農業の3部門です。危機状況が最高レベルにあるという私の認識を、ぜひ市民や職員の皆さんと共有したいし、その共有認識を原動力に、これまでの仙北市の産業・経済の構造転換を図りたいと思います。皆さんには戦略的な視点で、政策や施策の提案をお願いします。今後、この方針で議会と協議する心構えです。

 災害が発生する度に思うのは、仙北市の情報受発信能力の脆弱さです。少しずつ強化できていますが、基本的な部分が欠けているような気がします。平時の職員の皆さんの仕事ぶりを市民に伝えるためにも、また市民から思いを引き出すためにも、職員が先頭に立ち、情報の受発信を行える仕組みづくりを急がなければいけません。市民サポートセンターの開設、防災無線等の全市整備、市ホームページや広報のさらなる充実、地域運営体との連携強化などを図ります。そして何より、市民同志・職員同志・市民と職員の間の絆の結び合いを強める必要性を感じます。
 職員の皆さんには、人事異動で要望をなかなか実現できなかったことを、大変申し訳ないと感じています。しかしながら様々な理由があるのも事実で、どうかその点も参酌いただきたいと思います。また同じ職場で机を並べて仕事をしているにもかかわらず、現在も旧町村の垣根を感じる職員が多いと聞きます。その見えない壁こそ、職員が真っ先に乗り越えて欲しいと思います。

 昨年に続き、市役所機能として幾つかの新たな組織を再編成しました。議会でも答弁していますが、この方針は組織拡大路線ではなく、職員数の減少に対応するための小さな行政体づくりに向けた第一歩です。この延長線上に一体型庁舎の有り様が見えてくるはずです。
 新たな職場に着任された職員の皆さんは、おのおのの立場で市民とどのような関係を築けるのか、成果を上げることができるのか、全ては皆さんの取り組みにかかっています。既成概念にとらわれることなく、常に市民の思いを受け止め、法を遵守し、工夫を凝らして職務にあたってください。

 来年の今日を、清々しい気持ちで迎えることができるよう、自分は余事を排除し職務に専念します。市民の皆さん、職員の皆さんのご協力とご理解を心からお願いし、年度当初のあいさつとします。

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