2011年3月22日火曜日
被災地の気持ち
ここ数日、職員の災害地への物資救援活動が常態化しています。特に甚大な被害に見舞われた三陸沿岸部へ向け、毎日のように出発しています。
何度も行けば、先方の方々の気持ちが深く理解できます。避難所にいる皆さんは、体が動けば被災者でありながら救援者になり、地域内で不明の方の捜査に参加し、炊き出しを行い、高齢避難者の話し相手になり…。家族や友人が未だ発見できていない、そんな皆さんが本当に大勢います。仙北市を始め、被害が少なかった市町村や各県では、ホテル・旅館を準備し、まってのそんな方々が、体をゆっくりと休めたいと思うようになるには、たぶんまだまだ時間が必要だと思います。
秋田県は災害が少なかったことで、避難者を迎え入れる準備を進めています。仙北市も同様です。が、罹災者にどのような支援ができるのか、と言うよりも、罹災者が何を欲しているのかが大事です。災害をこちらの尺度で理解してはいけません。間違われないことです。
仙北市への避難者は21日現在で26世帯、70人となっています。市民の皆さんのご協力に感謝します。
写真は19日~20日に市で救援物資を運んだ山田町・大槌町の町の姿。廃墟です。
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