2024年8月8日木曜日

天井を突くサトウキビ


 じっけん農場のビニールハウスで、沖縄産のサトウキビが成長を続けています。ハウスの天井は270センチありますが、サトウキビはすでに葉を折り窮屈そう…。

 日本では沖縄や九州・四国の一部で栽培されていて、砂糖の原料になるイネ科の多年生植物です。さまざまな栽培手法がありますが、一般的には植付け後12ヶ月から18ヶ月で成長し、気温が下がる冬に糖分を蓄えます。そこで私は、「そうか、じゃ冬が厳しければ厳しいほど、サトウキビは甘くなるはず!」と考えたわけです。これが秋田でサトウキビを栽培する優位性です。でも熟成が進まず栽培期間が長くなり、ビニールハウスに入れたまま越冬が必要になったりしたら…、私は春までビニールハウスの雪寄せを続けることになります。

 角館のお祭りが終わる頃には、気温はかなり下がるので熟成スイッチが入るはず…。それから雪が降るまでの間に、どれだけ糖分を蓄積できるかが今年の研究課題です。

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