2023年6月5日月曜日

緑ふる角館


 武家屋敷の庭木の緑、木立の向こうの空の青、奥まで続く板塀の黒、行き交う人力車の腰掛けは鮮やかな赤で…。美しいなあ。

 もちろん桜を愛でる角館も、紅葉に染まる角館も、雪の花がさく角館も好きです。でも個人的には今が一番です。通りは静かで木漏れ日が優しくて、何だか流れる時間の中を一人歩く感覚です。梅雨になれば古木と会話もできます(できそうな気がします)。実際、傘をさしたまま木の前から動かない人を毎年見かけます。きっと話し込んでいるんだと思います。

 どうぞ皆さまも…。

1 件のコメント:

  1. 古木と話していそうな方、確かに拝見しますね。門脇さんの視点、いつも面白いですね!

    木には魂が宿るといいます。長い間、たくさんの時間を過ごして、たくさんの人と出会ってきた木は、たくさんのことを知っているのでしょうね。

    これからも楽しい発信を楽しみにしています。

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