先日、テレビ局が田沢湖畔の面箱石(めんばこいし※下記参照)を取材しました。これをきっかけに地元の皆さんが看板を設置するなど、手づくりの伝承活動が始まりました。
今日の作業は3人の皆さん(写真左から三浦和雄さん、江橋竹雄さん、三浦久さん)です。面箱石と彫り込まれた手づくり看板を持って入山し、途中の道路(薬師峠に抜ける山道)の木や草を下刈りし、石の近くに看板を設置しました。三浦久さんは、「前回の取材で場所の事前確認に入ったら、杉の成長などで山の姿が変わり場所の特定に難儀した。できるだけ多くの人に知ってもらうことが伝承活動につながる」と話していました。
※面箱石の物語:田沢湖畔大沢集落から薬師峠を進む途中のお宮に、昔は精巧な翁面が奉納されていた。月夜の晩になると台地の奥から魔物が2匹、3匹と飛び出して、その面をつけて湖上で踊るのだそうだ。だみ声で歌い夜明けまで…。この魔物の饗宴にウンザリした村人が、大きな石の箱を作って、その中に翁面を封印した。以来、魔物の饗宴はない。その伝説の面箱石が今も森の中に眠っている。
※面箱石はABS秋田放送えび☆ステで16日放送。
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