2020年9月11日金曜日

仙北市議会9月定例会の一般質問②


 仙北市議会9月定例会は、昨日に続き今日も一般質問です。伊藤邦彦議員(市民クラブ)、阿部則比古議員(〃)、髙橋豪議員(蒼生会)、八栁良太郎議員(〃)の4人です。特徴的な質疑を概要版でお知らせします。

【伊藤邦彦議員(市民クラブ)】
Q.市管理河川の碇沢川は豪雨のたびに氾濫がおきる。改修が必要だが下流域を管理する土地改良区の反対があって実現していない。対策を講じて欲しい。
A.私も西木公民館職員時代に被災した経験がある。改修は必要だが、上流部の市民と下流部の土地改良区の意見が折り合っていない。手法は地域内に緊急放流の水路を整備するもの、もう1つは碇沢川の水量を分水するため、桧木内川に放流する新たな放流路を設ける案だが、これは国道横断が必要で大事業になる。土地改良区はこの2つ目の案を主張している。ぜひ議員にも協議に入ってもらい、改善に向けた活動を一緒に展開いただきたい。

【阿部則比古議員(市民クラブ)】
Q.新型コロナは、専門家も収束まで5年から10年かかると言うようになった。長丁場になる。財源もなく徒手空拳では戦いようがない。観光産業が一辺倒では市が持たない。
A.感染症の対策は、経験もなく未知の道を進んでいる感覚だ。短期的には、市内事業者の事業継続・雇用維持の支援を切れまなく提供する。中長期的には、ポストコロナ・ウィズコロナ時代の観光戦略のロードマップづくりを進めている。インバウンド対策では、生保内中・角館中・角館高校などが、もうすぐ台湾の提携校とリモート交流を始める。産業構造だが、今後も観光のまちであり続けながら、農林業など1次産業の振興対策を強化する。

【髙橋豪議員(蒼生会)】
Q.新型コロナの対策では、感染防止と経済対策の両面を一緒に行う必要がある。感染者または感染が疑われる方々の市立病院での検査や受け入れ態勢はどうか。
A.、私は、以前から検査を必要とする市民には検査環境を提供することが行政の責務との考え方を持っていた。この件で市医療局、また市立角館総合病院の伊藤院長を中心に協議を行っていただき、無症状を含む市民が必要な時には、ランプ法や抗原検査など対応可能な新型コロナ感染検査を行うことを決めてもらった。どんな手法でいつからスタートするのか、現在は最終の詳細の詰めを行っている。現状では保険外だが体制が間もなく整う。

【八栁良太郎議員(蒼生会)】
Q.田沢湖・角館まるごとお土産券について、お客さまも店舗側からも大変に喜ばれた事業だった。しかし発売してすぐに売り切れた。第2弾など考えることはできないか。
A.お土産券はそのプレミアム感(500円で1000円分)で、わずか5日間で完売している。事業主体は田沢湖・角館観光協会で、県の観光エリア創生支援事業を導入し実施した。経済効果が高く、お客さまに喜んでいただける事業なので、国のGOTOトラベルの地域共通クーポン券の運用(10月1日)とあわせて、次回を前向きに検討したい。

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