2020年6月16日火曜日

仙北市議会6月定例会の一般質問②



 仙北市議会6月定例会は、今日は一般質問の2日目です。高久昭二議員、稲田修議員(市民クラブ)、高橋輝彦議員(蒼生会)、田口宣寿宜議員(〃)の4人です。特徴的な質疑を概要版でお知らせします。

 【高久昭二議員】
Q.角館下延の大瀬蔵野橋の架け替えは、さらに事業費を抑える工夫は出来ないか。また角館内川橋は、現橋を活かした工事として早期に着手すべきではないか。
A.大瀬蔵野橋の架け替えについては、令和元年度で用地買収、取り付け道路、水路設置、橋梁下部工などを行った。今年は約1億円で上部工製作などを行う。令和4年まで継続事業だが、コロナで工事計画が遅延しないか心配だ。もちろん事業費の削減に努力する。内川橋は国の新メニューにのれば、点検結果が判定区分Ⅱでも補強工事の補助対象になる。議員ご提案のように現橋を活かした改修の検討も行いたい。


 【稲田修議員(市民クラブ)】
Q.生保内公園の遊具が撤去されて寂しい。ステージは改修されたがお祭りの時に屋根がない状況では活動が制約される。公園だからベンチなども必要だ。今後の計画はどうなる。
A.生保内公園の遊具は法令定期点検の結果、人体に危険がある状況で使用不可と判定が出たことで撤去した。市では昨年12月に遊具担当部署検討会を立ち上げていて、まだ最終結論になっていないが、田沢湖地区(生保内公園)、角館地区(角館駅東公園)、西木地区(かたまえ山森林公園)、それに西木庁舎の改築でインドアタイプの子どもの遊び場の実現を目指している。今年度に検討を終え来年度当初で可能な対応を予算化したい。


 【高橋輝彦議員(蒼生会)】
Q.昨年6月に白岩地区全全域で断水となった。昨冬は少雪で水不足が心配されている中で、何らかの断水対策を講ずる必要があると思うがどうか。
A.昨年は6月18日~20日、また6月22日と、2度に渡って断水を発生させてしまい、本当に申し訳のないことをした。今年の新たな取り組みだが、先ず少雪であっても4月に一定の雨もあり、今のところ斎藤川の水量が保たれている。この取水口の管理を徹底する。さらに昨年度まで活用をしてこなかった砂防堰堤下流の導水路がある。今年はこの導水路を活用して地区の渇水を防ぎたい。


【田口宣寿宜議員(蒼生会)】
Q.コロナ常識が一気に覆された。これまでの概念を捨て去り原点に返る時だ。キーワードは「田舎」と「だれ一人とり残さない」だと思う。今後のまちづくりをどう進めるか。
A.これまで不利とされてきた過疎地は、「実は人口密度が低いことで安全性が高い、疎の優位性にあふれた地域」、この考え方が次代の本流だ。市の自然・歴史・文化…、全てが新たな価値感を産み出す温床になる。首都圏等からの移住希望者には、オンラインで定時的な対応をはじめる。ワーケーションは稼働率が落ちている宿泊施設などで新たな商品になり得る。SDGsも盛り込み、これらの思いを総合計画や総合戦略で明文化する。
※写真はインドネシアの写真家Penkdix Palmeさんが東ジャワのジェンバーで撮影したカエル。

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