2020年6月11日木曜日

私たちの新・水力発電所建設に着工



 市内初の民間発電会社・仙北水力発電株式会社(代表:佐藤育男さん)や、神戸市のシン・エナジー株式会社が進めてきた、新・水力発電所の安全祈願祭に参加しました。

 仙北市は秋田県の水瓶と呼ばれています。豊かな森林資源、特別豪雪地帯の降雪量などで、戦前から水力発電が盛んでした。今も発電出力比は全県45%でトップです。この地で産声を上げた仙北水力発電株式会社は、平成26年に立ち上がった完全民間の発電会社。設立メンバーの多くは、平成24年に大仙・美郷・仙北の産学官連携で組織した奥羽山系仙北平野水資源利用調査研究会の皆さんです。今日の安全祈願祭は、同社が計画する複数の水力発電所構想の中、田沢湖先達川の未利用水資源を活用した鶴の湯水力発電所の起工式です。鶴の湯温泉付近の砂防堰堤から毎秒約1トンの水を取水し、発電所(山の宿付近)までの約24メートルの落差で199キロワットの電力を発電します。その年間発電量は市民約490世帯分に相当するとのこと。

 電力は、発電所に近い場所から順次使用が始まり、また東北電力への売電収入の一部は、仙北市の地域振興基金としての活用も約束をいただきました。まさに、私たちの新・水力発電所です。今から完成・運用が楽しみです。

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