2019年12月3日火曜日

子ども達と水素社会の未来



 東北大学大学院環境科学研究科と生保内中学校3年生の皆さんが、玉川温泉の温泉水と廃材アルミニウムを反応させ、二酸化炭素を出さずに水素を生成する実験を行いました。


 子ども達は、地元の温泉から水素が生成されることや、その水素で発電した電力が発光ダイオードを点灯させる実験に興味津々の様子でした。この後、会場を中学校から開発センターに移動し、実験の成果や生成した水素の活用法などについて、市民報告会が開催されました。同研究科長の土屋範芳教授からは、この電力を小型ドローンの燃料に活用するなど活用手法の提案もありました。


 国では、二酸化炭素の排出量を2050年に80%まで削減する目標を立て、最終的には温室効果ガス“ゼロ”の「脱炭素社会」を実現するとしています。これは相当にハードルの高い目標です。子ども達が社会のリーダーで活躍している未来に、水素社会が実現できるかどうか…、全く今の大人の本気度にかかっています。

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