2019年12月14日土曜日
まちづくり日記「アネコムシは知っている」
広報せんぼくに連載中のまちづくり日記です。12月16日号は、誰?の降雪予測があたるのか、それは科学か言い伝えか…、そんな内容です。お時間のあるときにお読みください。
気象庁が先ごろ発表した今冬の降雪予測は、「暖冬で平年よりも少なめ」とのことです。少しホッとしました。でも…、雪が少ないことで仕事が減って、それが経営圧迫の要因になる業界もあります。スキー場や除雪・排雪作業にあたる事業所等では、切実な関心事でしょう。一方で、極端に少ないと春になってから水不足も心配です。農業者にとって死活問題です。市のお財布事情を考えれば、もちろん少ない方がありがたいのですが、こちらを立てれば向こう様が立たずです。世の中、結構こんなバランスでできているような気がします。どうか塩梅良く降ってもらいたいと…。
秋田県内では、昔からアネコムシ(カメムシ・ヒメコムシ・ヘッピリムシ)が多いと大雪になると言われています。今年は我が家は本当に多く、シャツを着るときなど最大注意が必要です。古くてガタガタの家などはそんなものだと諦めてもいます。そして寒い冬を生き抜く同士として、多少の仲間意識も感じます。ですから、アネコムシの大雪予測能力を何となく信じています。
もう一つ、カマキリも大雪を予測する力があると言われています。カマキリの巣が草や木の枝の高いところにあれば大雪、低いところにあれば雪は少ないと言われています。そこで様々な会でご来場の皆さんにお聞きしました。すると、「去年と同じだった」とか、「今年は巣を見なかった」とか、「冬は雪が降るもんだ」とか、ほとんど説得力のある証言がありませんでした。そこで、インターネットで調べて見たら、ビックリです。カマキリの大雪予測能力について、科学的な分析を試みた学者さんの何と多いことか…。しかし、私が見る限りこの説も賛否が分かれています。
このカマキリの巣の大雪予測をブログに書いたら、カマキリの巣を見たい、それは毎年同じ場所にあるのか、などの問合せが複数件ありました。少し悪ノリして、大雪予測カマキリの巣探検ツアーを検討していると回答したら、「ぜひ参加したい」との返事もありました。気象庁が正しいか、アネコムシが正しいか、それともカマキリが正しいか、それは来春になれば判ります。
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