2014年5月30日金曜日

大村市・仙北市姉妹都市提携35周年

昨日は朝5時に自宅を出発。飛行機を乗り継いで午前中に長崎県大村市入り。午後一番で大村市役所を表敬し松本崇市長、田中秀和議長と懇談。大村市と仙北市の姉妹都市提携35周年記念式典は午後3時からでした。

 式典に向け、仙北市からは長く大村市との交流を主管してきた戊辰会(熊谷佳穹会長)を中心に、おやま囃子の仙北会、そして青柳宗五郎議長、荒木田俊一副議長などで訪問団を組織。大村市は同式典を公式行事と位置付け、行政や議会、長崎県議会、戊辰の役で大村藩から出兵した吾往隊の子・ 孫で構成する吾往会(吉川豊会長)、大村市姉妹都市親善協会(角谷省一会長)、市民の皆さんなど約300人に出席をいただきました。まさに感動的な式典でした。

 戊辰の役(角館の戦い)は、日本が近代国家への変革を目指した戦いでした。新政府軍と幕府軍の攻防は決して無血革命ではなく、角館を守るために大村藩から出兵した兵士のうち、最低7人の戦死者がいたことは史実です。現在の角館の町なみは、そんな犠牲があって、今に姿を留めています。戦死者の中には、15歳の武士・濱田勤吾少年もいました。
 式典では、自分は「世界の皆さんに愛される私たちの町は、大村藩士の命の盾でお守りいただいたものです。このご恩義は忘れることなく次代に語り継ぎます。どうか今後も、お互いの間に横たわる距離と時間を超えて交流をお願いします」とごあいさつをさせていただきました。
 その後、戊辰会の熊谷佳穹会長と、富松神社の久田松和則宮司の特別講演がありました。大村と角館が歴史上でクロスオーバーした戊辰の役、その戦いの裏に埋もれた様々な人物や思いを理解するのに、充分なお話でした。ありがとうございました。

 写真は、式典終了後の祝賀会に登場した大村少年少女合唱団の楽しい合唱。松本市長は歌を聴きながら、「以前行っていた青少年の交流事業、また復活させたいね」と言っていました。本当にそうですね。

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