今回予定したまちこん(まちづくり懇談会)が終了しました。一昨日は田沢湖地区で、昨夜は西長野地区での開催でしたが、どちらもたくさんの皆さんに参加をいただき、ありがとうございました。田沢湖ではテーマが「観光振興・スポーツ振興」、西長野では「西長野交流センターの利活用策」がテーマでした。テーマ以外でも多くの意見交換ができましたが、やっぱり主核テーマがあると参加しやすいのかも…。さて田沢湖・西長野の皆さんの、印象的なやり取りを少し紹介します。
《田沢湖地区》
Q:温泉事業は仙北市観光の目玉。現状の改善や振興策を考えると、温泉井戸の確保が生命線だが、どのような対応を考えているか。
A:現在、主力の2号井戸でモニタリング調査が始まっている。2年ほど調査を続ける予定だ。その間に旧1号井戸の復元に着手したい。その後に状況を見て民間温泉の余剰温泉の再活用、さらに源泉の掘削、この3段階で温泉事業に取り組む覚悟だ。
Q:スポーツ振興策としては、市内に大きな体育館が欲しいが、計画はあるか。
A:平成28年度事業でスタートしたいと、市の実施計画には盛り込んでいる。しかしご存知の通り、市内には中規模の老朽化した体育館が複数存在し、それを維持しながら新たな総合型体育館をつくるとなれば、維持経費は増すばかりだ。今あるものを取り壊すか、地域に管理を移譲するか、体育施設のマスタープラン(平成25年度策定)に掲載したが、これを上回るスピードで取り組みを進めたい。市が建設するという考え方以外にも、県にお願いする方法もある。秋田県の中でスポーツ振興エリアとして、その責任を果たす視点も必要だ。
《西長野地区》
Q:建築家の渡辺豊和氏による設計で、他にはない形状が特徴の西長野小学校(写真)だ。この施設を活用して地域が実現したいことは多義にわたる。地区資料館、合宿研修センター…。何にしても活用団体の取り合いにならないよう、施設を一本で運営したい。そのためには一定期間、市が管理することが望ましいと思うがどうか。
A:様々な使用形態があって良いと思っている。この場は、それは良くてそれはダメという会議ではない。軌道に乗るまで市が支援する方法もあるし、市が地区の皆さんに管理をお願いする方法もある。
Q:義務教育施設として建築になった経緯があるが、それを他の目的に転用することで、文部科学省等から補助金や起債の繰り上げ償還を求められないか。
A:具体の年数などをお話しできる資料を持ち合わせていないが、現在が交流センターとして活用され、市条例も整っている状況がある。総務省の通達でも、遊休施設では現状に即した使用に切り替えることを促進している。心配はないものと考えている
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