もう金曜日です。今週も行事が多かった…。まちこん(まちづくり懇談会)が始まり、これまで2ヶ所で開催しましたが、お知らせしたようにスタイルを変えたことで、新しい発見も多かったと感じます。
桧木内公民館でのまちこんは、国道105号線の高規格化計画と道の駅がテーマでした。まずは沿線の皆さんに、事業の必要性を声高に発信してもらうことをお願いしました。難所となっている大覚野峠はトンネル化を想定しています。
また道の駅については、既存施設(紙ふうせん館・かたくり館)の道の駅化を相談しました。実務的な準備を進めたいと思います。
また角館交流センターでのまちこんは、大館市長の小畑元さんをお招きして、大館市の企業誘致の現状とその手法についてご講話をいただきました。本当にびっくりです。毎年10社以上の進出があり、その施設整備などで民間投資が50億円もあるとのこと。小畑姿勢がスタートしたころ、市内にあった3つの鉱山がすべて閉山となり、連鎖して主要企業が撤退するなど、お先真っ暗な状態がしばらく続いたんだそうです。しかしリサイクル事業に着目し、蓄積してきた鉱山技術を駆使して新しい産業構造への転換を成し遂げました。現在は県内でもっとも高い有効求人倍率を誇る街になっています。小畑市長は、「行政の収入は、国県の補助金などは別として、固定資産税と住民税しかない。それを市民や企業からいただいて、市政は運営できている。企業の誘致は、市として企業がやりたいと思っていることに応え、その環境を整えることが重要。そうしないと企業の誘致は成功しない。雇用を生み出すことが、市財政を潤わせ、その財源の循環で福祉や教育の財源が確保できる」と話していました。その通り。
さて写真は、長野県下諏訪町「島木赤彦文学祭」の皆さん、そして角館合唱団の皆さんです。花葉館のステージで、合唱の共演をいただきました。島木赤彦さんは下諏訪のご出身で、角館高校の校歌を作詞したご縁で、角館高校・角館南高校の関係者を中心に仙北市との交流が深まっています。その島木赤彦さん、大正14年10月、平福百穂先生の校歌制作の要請に応え、わざわざ田沢湖や角館を訪ねて構想をまとめたそうです。島木赤彦さん自身は大正15年3月に逝去され、その時点では校歌は完成していなかったので、アララギ派の仲間だった斎藤茂吉さんが補作を行って現在の歌詞になりました。
交流会は本当に盛会で、角館高校の第1校歌(旧角館高校校歌)、第2校歌(旧角館南高校校歌)を、全員で歌いました。下諏訪の皆さんが完璧に歌う姿をみて、またまた感動しました。
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