昨日は、正午から秋田市内で「内外情勢調査会」、午後3時からAABホットサイドフォーラムにそれぞれ参加しました。内外情勢調査会は自治通信社が主管する公益法人で、全国に170の本・支部があります。秋田県の場合は支部長に知事が着任していて、この会の勉強会に参加すれば、国や県の情勢の最新情報がつかめます。またホットサイドフォーラムはAAB秋田朝日放送が主催し、県内の企業経営者が集い情報交換を行う会合で、年に1度テーマを絞り込んだ議論を行っています。昨年このフォーラムに参加し、太平山観光開発(株)の皆さんから、オーパススキー場の電気料削減策についてお話しをお聞きできました。現在、その手法は田沢湖スキー場に導入されています。仙北市という自治体に導入することも検討中です。
さて内外情勢調査会では、佐竹知事が演題に立ち、人口減少社会の中の農業課題、観光課題、福祉課題について、その思いをお話しいただきました。様々な提案がありましたが、何よりも、「過去の資料や統計を分析した上で、今起こっている実態の原因は何か、そんな思考回路と問題解決手法が必要です。勝者は問題点の解決策を議論し、敗者は解決策の問題点を議論すると言われています」の言葉が収穫でした。
ホットサイドフォーラムは、「秋田の観光力を高める~角館・増田・秋田の連携~」がテーマでした。JR東日本秋田支社長の淺見郁樹さんが基調プレゼンテーション、その後のシンポジウムでは、パネリストに安藤大輔さん(角館)、日の丸醸造社長の佐藤譲治さん(増田)、菓子舗榮太郎の小国輝也さん(秋田)、それにJR東日本大宮駅長の筑波信夫さん、コーディネーター役には小宮悦子さんと、贅沢な顔ぶれです(写真)。自分はフロアから発言の機会をいただき(どうも進行シナリオにあったようで…)、「今日のパネリストの皆さんは、日本古来の食文化を今に伝える仕事に打ち込まれてきた方々です。そんな皆さんが、現代のまちづくりのトップリーダーとして活躍していることは、決して偶然ではないと思います。まちのなかに伝わる本物にはそんな力があるし、その本物に気がつく市民の存在が大切です。お願いですが、県内の観光を牽引する各地域ですから、この後は、障害のある方や外国のお客様にきちんと対応できるユニバーサル・ツーリズムの実践に努力をいただきたいと思います」とお話しをさせていただきました。出しゃばった発言だったかもと反省しています。
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