2012年12月3日月曜日

12月議会~市政報告「総務①」


【総務部】
◇政策検証市民委員会について
  5月15日の政策検証市民委員会設置から、これまで10回・延べ40時間にわたる検証作業を行っていただき、11月9日、委員長から報告書の提出を受けました。平成22年度及び23年度の政策検証は、内部評価と秋田経済研究所による外部評価、そして政策検証市民委員会の市民評価の3つが出そろったことになります。できるだけ早期に結果の公表を行い、また今後の政策に反映します。なお、政策検証市民委員会と市議会総務文教常任委員会との懇談会が11月22日に開催され、出席した委員からそれぞれ活発なご意見をいただきました。報告書の結果と合わせて大いに参考にさせていただきます。これまでの議論に改めて感謝を申し上げます。

◇協働によるまちづくり推進委員会について
  協働によるまちづくり基本条例の推進体制を構築するため、「協働によるまちづくり推進委員会」を10名の委員構成で設置しました。第1回委員会では、委員長と副委員長を選出したほか、同条例の適切な運用に関することや見直し等について協議していくことを確認いただきました。また委員会では、本年度から新設した「協働によるまちづくり提案型補助金事業」の審査を行い、応募のあった2件ともに採択としました。

◇角館庁舎の移転整備について
 早期移転を検討している角館庁舎については、10月31日に開催された総務文教常任委員会協議会で、現在の角館交流センター、角館東地区公民館、中町庁舎の活用と一部プレハブ庁舎の新築を含む3つの案を提示し、ご協議をいただきました。しかし成案を絞り込むまでには至らず、今後さらに詳細な資料をもとに協議を重ねていくこととしました。その後本案件に関し、総務文教常任委員会で再度協議することとなり、11月22日にご検討をいただいたところです。今後も委員会での協議を重ねていくと伺っています。
 市民の皆様には、角館庁舎南側の駐車スペースを閉鎖したことなどでご迷惑をおかけしました。お詫びを申し上げます。

◇角館地区統合高校について
 秋田県教育庁から角館地区統合高校推進協議会に対し、11月2日、角館地区統合高校等の基本設計の概要説明がありました。基本設計は概算工事費の範囲内という財政的な制限や、既存校舎の大規模改修であるが故の法令上の制約等の中、可能な限り地域要望に応えていただいたものと受け止めています。しかし幾つかの点でさらに要望が必要な箇所もあり、それらを申し伝えています。
 整備計画では来年度工事に着手し、平成27年度に全日制課程新校舎、平成28年度には定時制課程新校舎及び大曲養護学校仙北地区分校新校舎の使用が開始される予定となっています。

◇第三セクターの経営改善について
 市内の4つの第三セクター(花葉館、西木村総合公社、アロマ田沢湖、西宮家)は、昨年度実施した経営コンサルタント会社による経営分析結果に基づき、経営面や財務面で指摘のあった課題解決に向け、それぞれが経営改善に取り組んでいる状況です。同時に今後の第三セクターのあり方について、経営コンサルタント会社による4社のヒアリングや財務調査も行い、経営統合の可能性について検討をしています。経営コンサルタント会社からは、10月に中間報告を受け、統合した場合の長期収支予測やコスト削減策のほか、クリアしなければならない課題等について報告をいただきました。これを受け、各第三セクターと個別面談で指摘事項等を協議しているほか、関係する金融機関等の意向も確認しているところです。
 各社からは、雇用の確保や各社オリジナリティの継続をどのように担保していくのかなど、統合を含む経営改善計画はさらに議論が必要だと感じました。年度内に第三セクターの方向性を出したいとして取り組んできましたが、さらに時間をいただき今後も議論と調整を行いたいと考えています。


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