2012年12月3日月曜日

12月議会~市政報告「農林①」


【農林部】
◇第15回「全国農業担い手サミットinあきた」開催について
 全国の農業の担い手が一堂に会し、相互研鑽と交流を目的に行われた本大会は、皇太子殿下をお迎えして10月31日、県立武道館に約2,500人(県外参加者1,480人)が集い、式典を開催しました。大会終了後、秋田県内13会場で地域交流会が開催され、本市には西日本の方々を主体に県外から108人が参加し、地元農業関係者と交流を深めました。翌日は2班に分かれ、市内グリーツーリズムの活動状況や農業水利施設、農業法人の営農状況などを研修しました。

◇ふれあいの森整備事業について
 「秋田県水と緑の森づくり税」を活用し、田沢湖高原地区で昨年度から整備を進めていた遊歩道(ウッドチップ敷)は、秋田大学ロッジから休暇村キャンプ場までの延長1,890m(24年度分)が11月に完成しました。来年度は、休暇村キャンプ場から田沢湖高原温泉郷までの延長2,440mを予定しています。事業が完了すると、休暇村乳頭温泉郷から田沢湖高原温泉郷まで、延長5,280mの遊歩道が整備されることになり、当地区一帯の森に親しめる滞在型観光振興の一助になるものと期待をしています。

◇奥田政行氏講演会並びに情報交換会について
 10月17日、西木温泉ふれあいプラザクリオンを会場に、山形県鶴岡市のイタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」のオーナーシェフ、奥田政行さんの講演会と情報交換会を開催しました。
 講演会は「食からはじまる地域づくり」をテーマに、せんぼく地産地消実行委員会が主催したもので、生産者及び実需者等の関係者105人に参加をいただきました。異業種連携の定着と継続を図るためにも、今後も産業間交流や情報交換の場を提供していきたいと考えています。

◇園芸作物試験圃設置事業及び出荷助成事業について
 新たな園芸作物の産地確立を目指し、低迷している農業分野での所得アップを図るため、新規導入作物の試験圃を設置しています。試験圃作物は収益性が高く、市場ニーズの高い園芸作物を選定し、ダリア・白菜・雪下キャベツ・トマト・四季成りイチゴ・カリフラワーの6品目(作付面積は97.3a)で、12経営体が本事業に取組んでいます。試験圃作物は、導入初期のため生産技術や土壌条件、不安定な収穫量など懸念される要素が多いことから、JAと連携して取組んでいるほか、出荷助成事業も合わせて支援することにしています。試験栽培の結果を踏まえ、有望品種の選定、産地化に向けた取り組みを続けたいと考えています。


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