2012年12月3日月曜日
12月議会~市政報告「生活・福祉」
【市民生活部】
◇遭難捜索事案について
前回定例会以後、キノコ採りによる遭難が3件発生しています。このうち1件の遭難者については、現在も捜索中です。引き続き各関係機関等への情報提供を呼び掛けていて、一刻も早い発見を願っています。
◇空き家対策について
今年2月から空き家調査(第1次)に着手し、その後、行政連絡員の協力もいただきながら第2次の調査を進めてきました。10月末時点の空き家の総数は537棟です。このうち老朽危険家屋で一部倒壊などの状態にある空き家は、78棟あることが分かりました。
現在、その老朽危険空き家の所有者や危険度合いなど、より詳細な内容を調べる第3次調査を実施しています。こうした結果を踏まえ、空き家対策の方策の一つとして、経済的な理由で解体撤去の進まない危険空き家を支援する新たな助成制度を設け、また空き家の落雪対策にも取り組みたいと、関連する補正予算を本定例会に計上しました。ご審議をよろしくお願いします。
なお、空き家対策に関する条例については、他の法令との整合性や条例制定による効果等を十分精査し、関係部局担当者にさらなる検討を指示しています。
【福祉保健部】
◇少子化対策・子育て支援プロジェクトチームについて
仙北市次世代育成支援行動計画に基づき、少子化対策及び子育て支援の総合的・効果的な条件整備を調査研究し施策に反映させるため、学識経験者や県担当職員、子育て支援団体など9名で構成する「少子化対策・子育て支援プロジェクトチーム」を設置しました。
プロジェクトチームは、平成24年度末までに5回、その後は状況により会議を開催する予定です。子どもを安心して生み、育てることができる環境づくりに関すること、保育園・幼稚園の施設運営整備に関すること、就学前幼児教育の充実に関することなどを重点に置いて議論をいただきます。また調査研究の進捗状況については、必要に応じ報告を求めることにしています。
◇子育て支援施設について
市の遊休施設を改修し、託児場所として提供した子育て支援施設「さくラッコ」が、民間子育て支援団体「はっぴい・マム」の運営により、10月1日から託児活動を始めています。11月28日までの利用状況は託児利用者が53人、親子ひろば利用者が70組あり、民間協働で子育て支援が推進されることを期待しています。
◇市立角館保育園増築事業完成に伴う児童受入れについて
保留児童解消のための市立角館保育園増築工事は、11月20日に完成しました。受入定員枠を24人増やして214人とし、未満児16人(0歳児12人、1歳児4人)の受入を決定し、12月3日から保育を始めています。入園数は240人となり入所率は112.1%となります。
この受入れ決定については、入園出来ずにいる児童の保護者全員に意向を確認しました。現時点では在宅での保育意向の保護者が17人、認可外保育施設での保護者が4人でした。これにより11月末現在での待機(保留)児童数は39人でしたが、16人の入園と在宅保育意向等が21人で、12月3日現在の待機(保留)児童数は2人、全て未満児という状況です。今後とも保護者の希望等にきめ細かに対処し、調整しながら待機(保留)児童の解消に努めます。
◇保育園入所待機(保留)児童対策について
市立保育園の入園要件を満たし入園手続き後、入園出来ずにいる児童のうち、認可外保育施設(仙北市では「さくらルーム」・「わらび座事業所内保育所」)への受入枠内での入所、また仙北市が指定する民間子育て支援団体が実施する託児サービスのいずれかを利用する保護者の経済的負担を軽減するため、「保育園入所待機児童等支援補助制度」の創設を計画しています。本定例会に関連する予算を計上していますので、ご審議をよろしくお願いします。
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