2012年7月24日火曜日

内舘牧子さんと初接近


 7月22日、市民会館で「クニマス帰還と秋田・山梨両県の文化交流」シンポジウム。主催は日本野生環境学術振興会(会長:那波三郎右衛門)です。参加メンバーが豪華で、基調講演に西木正明さん(作家)、その後の第1部シンポジウムでコーディネーターに岩崎雅典さん(映画監督)、パネリストに高橋一孝さん(山梨県水産技術センター所長で秋田県能代市出身)、渋谷和治さん(秋田県水産振興センター資源部専門員)、田口達生さん(田沢湖に生命を育む会会長)、あゆかわのぼるさん(エッセイスト)と言うラインナップ。また第2部のシンポジウムでは、コーディネーターに橋本五郎さん(読売新聞特別編集委員)、パネラーで基調講演をした西木正明さん、内舘牧子さん(脚本家)、古屋征人さん(富士河口湖町教育長)、そして自分…。よく皆さんご参加いただけたと、本当に感心します。

 このうち、初接近の内舘牧子さん、厳しい人、怖い人のイメージがあったのですが…、いえいえ、とっても素敵なお姉さまでした。シンポジウム終了後、「お腹、空きましたね」と話しかけたら、「ホントよね」っと、笑顔でお応えいただいたり、また会食会場では、取れたての有機野菜を見て、「美味しそう」と喜んでくれたり。場を盛り上げるご配慮も感じ、何よりも飾らない方でした。

 ところで、今回のシンポジウム、相対的な意見の概要としては、「玉川からの導水を早く止めるべき」でした。自分は、「国交省・東北電力・秋田県の間で取り交わされている、現在の水利権の期限は平成28年3月31日。今後、市民や県民さらに国民が、田沢湖再生に向けた決意をどれだけ結集できるか、この4年間が田沢湖の“一生”を決めると思う」とお話しをさせてもらいました。

 さて写真は、1部と2部の間のほんの僅かな時間、市民会館の玄関ホールを仮スタジオに、ABS秋田放送のテレビ番組「五郎が斬る」を収録している風景。橋本五郎さんと西木正明さんの対談、おまけで橋本五郎さんと自分の対談、この2本をビデオ撮りしました。流れるかなあ。

2 件のコメント:

  1. 玉川温泉からの田沢湖導水をやめて、中和処理した温泉水を日本海にダイレクトに流す(パイプライン)。これしかないのじゃないのかなと思います。それでクニマスが住める田沢湖に再生出来るんじゃないですか?

    費用は大変でしょうね。トンネルを掘るよりパイプラインのほうが安くできそうだし、ついでにパイプラインと高規格道路を併設して、玉川温泉→秋田空港を直結!

    いかがですか?

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  2. 難しそうですね。海は遠いし。元の流れに戻すのが一番ですが生保内発電所の水源水量の管理が今度は出来なくなりますね。自然を生かすか利便を生かすか、はたまたアクロバティックなアイディアを待つか。
    中和した水をもう一度ろ過して中和剤の混入を防ぎ一旦溜池に入れてから湖に流し込み、湖底からゆっくりと攪拌することが出来るといいですが、濁りますね。沈殿物で。難しいな。クニマスは湖底の水質が戻らないと駄目ですものね。
    あ、ろ過した中和された水を湖底まで降ろしたパイプで深い場所に戻すのはどうかな?!
    濁りは出るだろうけど、攪拌の機械を使わなくて済みます。

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