2012年7月26日木曜日

玉川ダム交流会で


 先日のクニマス・シンポジウム以後、複数の方々から「玉川導水について」どのように思っているかを尋ねられました。もちろん導水が田沢湖の生態を破壊したし、一方では発電や開田が進んだ事実があります。

 県は田沢湖再生について、現在のフレーム(玉川中和処理・導水・発電・灌漑用水)の中でどのように再生を成し遂げるかを検討しているように思えます(違っていたらゴメンナサイ)。田沢湖再生を考えるとき、「現在はこのフレームだけれど、例えば導水を止めた後の自然環境の変化や、例えば先達川からの導水量を増やしたり、或いは全く新規に桧木内川から導水すればどうなるか、さらには新たなダム湖の設置や水力発電所の建設…」、不可能だと最初から思わないで、実現に向けて動けば何に障害があるのか、事業量や予算はどのくらいとなるのか、そんな県が検討している条件の外にある対策だって、やっぱり考えなければいけないのではないか、そんな風に思っています。

 昨日は玉川ダム交流会でした(写真)。雨の中、300人近い小学生(市内全小学校4年生と大仙市四ツ屋小・秋田市中通小)の皆さんがダム機能と森林の役割を勉強していました。子ども達を見ていて、いろんなことを考えました。この子達が大きくなるまで、田沢湖は再生できるでしょうか。もっともっと多くの皆さんの覚悟が必要です。

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